このワンちゃんたち、実物を3Dフォトスキャンで撮影し、3Dプリンターで出力した樹脂性フィギュア。
こんな「うちのかわいいワンちゃん」実物そっくりのフィギュアが想像以上に「早く、安く、うまく」つくれちゃう時代がやってきた―――。
手がけたのは、CCC フォトライフラボ。
同社は、3Dフォトスキャン「3D SNAP」を4月1日から提供開始する。
これまでの3Dフォトスキャンは、巨大な機材や長い工程が必要だった。
CCC フォトライフラボの3D SNAPは、「撮影からデータ化まで超短時間」「機材は持ち運び可能」を両立させた国内初のモデル。
これまで難しかった乳幼児やペットを瞬時に3Dスキャン
この3D SNAPの最大の特長は、周囲をぐるっと囲むように設置された64台のカメラが、200分の1秒という速さで同時に撮影(フォトグラメトリ方式)する点。
こうした国内初の技術で、これまで難しいといわれていた乳幼児やペットなど、静止させていることが難しかった被写体も、瞬時にフォトスキャン。
フォトスキャンで得た3Dデータを、3Dプリンターに転送すれば、すぐにフィギュアなどに立体化できるという具合。さらに……。
1時間で設営可能なコンパクト性、軽量性を実現
2つ目の特長としては、これまでの大がかりな機材イメージを払拭させる、軽量・コンパクト性。
バンクラスのクルマで運べるサイズにダウンさせ、搬入から組み立てまで、1時間以内で設営できるように小型化した。
この3D SNAPで3Dフォトスキャンした3Dデータが、圧倒的に速ければ、その3Dデータをもとに立体化させる3Dプリンターもすごい。
CCC フォトライフラボが保有する3Dプリンターは、世界初1000万色以上のフルカラー造形を実現する最新型。
リアルな表現・耐久性の樹脂製フィギュアや、リーズナブルな石膏型フィギュアの2種類から選べる。
撮影から立体化まで、一貫した制作プロセスを提供
さらに、CCC フォトライフラボは、3D SNAPによる制作プロセスを、独自開発の販売プラットフォームで一気通貫。
3D SNAPで取得したワンちゃんや猫ちゃん、赤ちゃんなどの3Dデータは、パソコンやスマートフォンで確認でき、自宅で選びながら最もいい3Dデータを購入できる。
事業者むけ3D SNAP提供プランは3つ。撮影以外のすべての工程を3D SNAPに任せるフルサポートプランは、初期導入費用(スキャナ筐体代込み)で450万円、保守費用月額10万円など。
3Dフィギュア出力費は、1点1万5000円から。ちなみにあのワンちゃんフィギュアは、樹脂製でSサイズが2万円ほど、Mサイズが7万円ほど、Lサイズが13万円ほど。
―――大好きなうちのワンちゃん、猫ちゃん、2人の間に生まれた赤ちゃん……「記念写真を3Dで残したい」という想いが、かんたんに実現できる時代がやってきた。