2月20日、ブルームバーグは最新のグローバル・バイス・インデックス(悪習指数)を公開しました。この指数は、オピオイド(モルヒネやヘロインなど)、コカイン、大麻、アンフェタミン系覚せい剤といった麻薬を1週間継続するのにかかるコストを国別に比較したものです。
一番コストが高くつく国はオーストラリアの1263ドル(約14万円)。2位はニュージーランドの1075ドル(約11万9000円)。アメリカは846ドル(約9万3500円)で3位。日本はと言うと、735ドル(約8万1000円)で6位という結果に。
1週間の収入のうち、1週間麻薬を使用するのに必要なコストの割合別のランキングも発表されています。例えば週給500ドルのうち、麻薬コストが500ドルかかるとなれば、収入の100%が麻薬に消えるということになります。この%が低いほど麻薬が入手しやすい=悪習を続けやすい国ということですね。
こちらのランキングのトップ3はルクセンブルグ、オランダ、ウルグアイとなっています。軒並み1週間の収入の1割ほどの負担で麻薬が買えることになります。日本の医療負担3割より低い数字です。
日本はというと、公開されたトップ50の最下位となっています。収入の95.2%が麻薬に持っていかれる計算です。コスト面で麻薬を続けるのにはかなり無理がある数字です。アメリカはこちらのランキングでは44位、麻薬コストそのものが高いオーストラリアやニュージーランドは50以内にはランクインしていません。
※画像とソース:
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-02-20/it-s-getting-more-expensive-to-get-high-bloomberg-vice-index