不倫騒動で躓いたクリステン・スチュワート

  by あおぞら  Tags :  

1990年生まれのクリステン・スチュワートは最近2回大きくメディアに注目されました。最初は先月、経済誌フォーブスの女優部門2011年5月から2012年5月までの所得額1位で、来月40歳になる2位キャメロン・ディアズや、アカデミー賞受賞の3位サンドラ・ブロックの40代の女優を抑えて堂々の1位。稼ぎ高は35.5ミリオンドルで日本円にしておよそ28億円!

 

因みに日本人の1990年生まれの有名人を調べてみると芸能界ではHey! Say! JUMPの藪宏太、スポーツ選手では浅田真央。アメリカ人と比べると日本人はまだ幼さを感じますね。

 

では、その稼ぎ高で世間を驚かせて、今月7月に入ると不倫疑惑が浮上しそれを認めてしまったクリステン・スチュワートは7月25日、イギリスのdailymail.co.ukに『クリステン・スチュワートは”ハンツマン”や”スノウ・ホワイト”を監督した既婚のルパート・サンダースと浮気をし、恋人のロバート・パティンソンを欺いた』の記事で更に注目されました。

 

『イギリス人のサンダース監督にはモデルの妻で”スノウ・ホワイト”でクリステン・スチュワートの母親を演じたリバティー・ロスとの間に2人の子供がいる。ロバート・パティンソンはクリステン・スチュワートに結婚を申し込もうと考えていたのでクリステン・スチュワートが不倫をし「なぜ人は不倫をするのか絶対理解できない」と言っている』

 

なぜ不倫が発覚したかと言うと芸能誌が2人の密会を写真におさめてしまったので、言い訳は出来ない状況になったためなのですが、この既婚者が浮気をすることは古今東西、ついでに南北含めて、いつの時代もどちらの国でもままあることで、当事者間では揉める出来事でしょうが、まぁ仕方ないと思っているのです。ただ芸能界では映画監督と女優がただならぬ仲になるのは驚くに値せず、ハリウッドでは役を射止めるために、自分を投げ出す女優がいるのは珍しくありません。

 

クリステン・スチュワートの不倫は役を欲しさに不倫をしたというのとは全く違い”主演”女優と監督の関係での不倫でした。

 

女優は演技も美貌も若さも必要ですが、一番大事なのは頭のデキではないかと思うのです。若いうちは主役につくのは簡単ですが、30代、40代になり主役を張るのは年齢が高くなるほど難しくなります。今現在ハリウッドで活躍する”大人”の女優達は頭がいいはずなのです。映画を製作するには監督、キャストのほか、カメラマン、道具、衣装、また撮影中に用意される食事やスナック、飲み物のサービス、エキストラの人たちと大勢の人たちの共同制作です。映画の最後のクレジットロールで夥しい人名がスクリーン下から上に吸い込まれるような画面を思い出していただきたいと思います。

 

これらのスタッフに愛される女優でなければ撮影はスムースに行きませんし、10代の頃大女優候補と注目されたリンジー・ローハンは主役でありながら遅刻常習犯で、共演者の大御所ジェーン・フォンダを怒らせましたが、そんなことをしていると映画界から干されてしまい、その間どんどん若手がはい上がってきて、リンジー・ローハンはもう26歳になっています。日本だとお肌の曲がり角を過ぎた年になり、アメリカ女性は日本女性より老け具合が早いので、もう若さでは勝負できません。

 

若さは未熟であるのも魅力のひとつなのですが、肝心要の頭の良さが光らない女優は一時期注目されても、人気をずっと維持できるかは疑問ですね。クリステン・スチュワートは残念ながら浅知恵の女優で聡明には程遠かったのです。

 

不倫現場を写真で撮られてしまうのは芸能雑誌の売り上げはあがっても、女優のキャリアは下がるばかりなりです。倫理観欠如の烙印は押されますし多くの敵を作ります。人生にはそれぞれの人が知恵の輪をもち、自分なりにその知恵の輪を外す努力をしていくものだと思うのですが、愚か者は与えられた知恵の輪を己の愚行により更に難しいものにしていくのですが、クリステン・スチュワートはまさにそれでした。

 

アメリカ人若手女優と、年の離れた既婚で子供が2人いるイギリス人映画監督の不倫は世間の不倫のひとつなのですが、この写真にとり証拠を押さえる風潮ってなんだか薄汚い気がしますね。また証拠を押さえられたら認めるが、”証拠不十分”なら噂を否定することも出来る。そもそも個人の自由時間に張り込む芸能記者と言う職業は哀しい職業に思いますね。日本のブログで面白いものを見たことがあるのですが、ブロガーの友達のお嬢さんが大学を卒業してスポーツ新聞社に入社したそうです。配属は芸能でずっと張り込みを担当させられて、その張り込みに嫌気がさして退職したと….. お嬢さん!退職されたのはご立派!!

 

この密会証拠写真ってなんか万引き犯の商品を盗んだ瞬間を捕らえたのと似ている気がしますね。万引きの実際盗む瞬間をおさえないと捕らえられないし、不倫も実際密会している写真の証拠がないと世間にうったえられない。

 

万引きと不倫は違うものですが、不倫に関しては有名人のケースは鵜の目鷹の目で今やツイッターやフェイスブック、ブログ、それにグーグルすれば本当かどうかわからないですが、情報は洪水のようにあふれ出します。

 

写真に取られたから謝罪するとかでなく、昔風に言うとお天道様が見ているという道徳心を個々に養わないと、見られたから謝るや、証拠があるから逃げられないとなってきます。人がどうでなく、悪いことは自分で判断してしない、それに地上の儚き人間の基準でなく、お天道様の基準で正しき道を歩むのです。

 

 

 

 

画像: from flickr YAHOO!

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