通勤途中でSNSで見かけたある言葉が気になって、調べていたら電車を一駅乗り過ごしてしまった。
それは、インドの弁護士、宗教家、政治指導者であり「インド独立の父」として知られるマハトマ・ガンジーによる以下の名言。
弱い者ほど相手を許すことができない。
許すということは、強さの証だ。
それがどのような場面で発言されたものかは軽く調べたところでは不明だったのだが、昨今のSNSでよくある個人間でのモメ事にも、「なんとなく当てはまる」と感じている。
今、ネット上では政治的な意見のぶつかり合いや、個人の考えや行動に対する批判・炎上などが溢れている。ガンジーの言葉を借りれば、国や企業・団体の不当な事案に対して声を上げるのは「弱い者」だから当たり前で、それに対して回答ではなく弱い者と同じように反発の声を上げる強い立場の者がいたらそれは幼稚ということだろう。とはいえSNSという個人の情報発信ツールが普及した今は、みんなが「個人=弱い者」として強い言葉を相手に対して投げかける。それが特定の相手であれば立場の強弱はあるのだが、不特定多数に対しての発言のため、「強いから許す」ということさえなくなっている。
とはいえ、某国の偉い方々のように絶対的権力を持っていても、有名人として影響力を持っていても許さない幼稚な言動は後を絶たない。もしガンジーは現代にも生きていたら、今のネット社会でも言葉の非暴力を訴えあの言葉を説いたのだろうか?
※画像はウィキペディア「マハトマ・ガンディー」より引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC