ジェームズさんはイギリスの大衆紙で取り上げられたこともある、割と有名な“雑コラ”職人。フォロワーからの依頼を受けてシャレのきいた雑なコラージュ画像を作ってきました。例えばこんな感じ。
— James Fridman (@fjamie013) 2018年10月24日
https://twitter.com/fjamie013/status/1055129835176189958
依頼人:ねえ、彼氏の顔をもう少し小さくできないかしら?
ジェームズ:できたぞ。
— James Fridman (@fjamie013) 2017年7月8日
https://twitter.com/fjamie013/status/883722364588052480
依頼人:ガキっぽく見えないようにしてくれないかな?
ジェームズ:お任せください。
— James Fridman (@fjamie013) 2017年12月8日
https://twitter.com/fjamie013/status/939178477126864896
依頼人:おじさんのハゲ頭を消せないかしら?
ジェームズ:よしきた。
— James Fridman (@fjamie013) 2018年12月17日
https://twitter.com/fjamie013/status/1074713188699172864
依頼人:もう少し高そうな車に変えてくれないかな?
ジェームズ:学資ローンを返済しないとな。
— James Fridman (@fjamie013) 2018年12月12日
https://twitter.com/fjamie013/status/1072902461847949312
依頼人:兄弟で同じTシャツを着ているように編集できる?
ジェームズ:できたぞ。
— James Fridman (@fjamie013) 2018年11月10日
https://twitter.com/fjamie013/status/1061364692998852610
依頼人:こんにちは、ジェームズ! 君の作品に驚かされてばっかりの大ファンさ。彼女と一緒にプロムで撮ったお気に入りの写真があるんだけど、後ろの楽団の絵がいらないんだよね。消せるかな?
ジェームズ:やってみた。
とまあこんな調子で、コラですらないようなものも含め、みごとな“雑コラ”でフォロワーを笑わせてきたのでした。
そんな彼が、何の気まぐれか、本気で依頼人のリクエストに応える動画を作ってみたところ、驚くべき映像が出来上がってしまいました。
Come take it away(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=FnSBEeZtIns[リンク]
依頼人:自転車さえなければこの写真最高なんだけど。来て取り除いてくれないかしら?
後ろの建物の標識を読み取って検索してみたところ、ロンドンの高級住宅街ノッティング・ヒルにあるホアベリー・ミューズ通りで撮られた写真であることが判明。さっそくルート検索して向かうことに。だって「来て」って言うから……。恐らく、依頼人が「Can」を「Come」と打ち間違えたのにジェームズさんが“マジレス”したところが、この動画のシャレのポイント。
おお、間違いない、この通りだ。なぜか自転車もそのまま停めてある。
そしてここから世にも奇妙な映像世界へ突入。依頼人の画像と同じアングルで撮影した画像にジェームズさんが入ってきて……。
シームレスに彼女のいる静止画像の世界に侵入し、自転車に乗って走り去った! なんだこれすごい!
いつもとは違う本気の編集技術を見せつけられたファンの人たちは、「神の編集技術。どうやったの?」「思ってたのと違う。いい仕事しやがって」「騙しやがって。すごいヤツだったのね」「彼が雑コラを始めた時からずっとフォローしてるけど、いまだに驚かされる」と雑コラ職人から神コラ職人へと評価を一変。その道のプロが素人のフリをしてしれっと紛れ込んでいたりするのもネットの面白いところです。
画像とソース引用:『Twitter』及び『YouTube』より