苦情を無視する会社って一体どうなってんだ?

  by あおぞら  Tags :  

お世話になった方や、またお祝い等で贈り物をする機会は多いと思う。アメリカから日本への贈り物は郵便を使うと意外に高い。送料のことを考えると重量のあるものは二の足を踏む。

 

日本の果物はやっぱり高い、アメリカはこちら大都会のニューヨークですら、ネーブルが1個30円位で買える、但しこれは見た目がちょっとよろしくない規格外ネーブルのためこの激安価格なのであるが、それにしても日本より確実に安い。

 

日系の日本へのギフトを取り扱う会社がある。主に西海岸に集中しているのだが、50ドル(4000円程)強の価格にオレンジやグレープフルーツ、マンゴー等色々な種類が詰まった箱が日本に届けられて、送料込みでこの価格なのはお得感がある。

 

先日、2件、お礼とお祝いの目的で果物を送ろうと西海岸にある会社に発注した。発注方法は電話、FAX、オンラインとあるのだが、私は顧客リストに載っている優先を受けて、総額から5%の割引を受けることができた。但し、割引対象は電話かFAXで申し込みをした際のみに適応される。

 

記録に残した方がよいだろうと先ずFAXで申込用紙を送信し、その後電話でFAX申込用紙が届いたかの確認の電話をして、申し込み要項に書き落としはないかをチェックして申し込みは完了した。

 

翌週、オレンジ色の封書が届いた、しかも糊付けされていない開封状態で驚いた。それに封筒は穴あきで穴あき窓の部分に私がFAX送信した申し込み用紙のコピーが使われ、自筆の名前、住所のコピー用紙でこちらまで届けられた。

 

それほど大量の申し込みが殺到しているとは思えないし、顧客の申込用紙を返信封筒の宛名にコピーの再利用と言うのはサービスとして感心できない。しかも、なんと私の電話番号が穴あき窓の封筒からしっかり見えているのだ。個人情報をどう考えているのだろう?

 

アメリカの支社に話しをするより、本社、本社!!とホームページでコンタクト先を調べ『苦情』として、冷静に上記内容を列記し、改善を求めた。

 

4日経っても本社から応答はなく、かなり呆れた。そのままにしていても良かったのだが、やはり腹の虫はおさまらない。イライラしているうちに既に受話器を握っていた。そしてカリフォルニアの支社に電話で状況を知らせたのだが、なんとカリフォルニア支社には本社からの苦情が知らされていなかった。

 

カリフォルニアの電話対応の日本女性はしっかりしていた。丁寧に謝罪してくれた。そして私の求める改善点にも感謝してくれた。但し、封筒の糊付けされていない件に関しては「機械がしておりますので….糊付けの水が入ってなかったのかも知れません」と返してきたので「ピットニーボウズ(郵便計器)がしているのは理解しますよ、しかし、封筒を投函する前に普通人間がチェックしません?」と言ってしまったのだが、今考えても開封されたままの封筒の苦情に対し「機械がしておりますので…」では、全く答えになっていない。

 

かつて「お客様は神様です」と言った歌手がいた。何も果物を買っただけで神様とは思っていないけれど、正直のところ狐につままれたような気分である。その会社の日本本社にはホームページで丁寧にコンタクト先のメールアドレスを明記している。お問い合わせとなっているが、お問い合わせどころかこちらは今まで何度も利用している顧客が苦情を申し立てても無視しているのだ。

 

最後のメールを本社のメールアドレスに送信した、短いメールで締めは『商売の基本をお考えください、返答したくなければ結構です』。

 

メール送信した後に、FAX申し込み用紙と、開封されたままで私の電話番号がむき出しで見える封書をビリビリ破ってゴミ箱に捨て、その上からアールグレイ紅茶の出し殻茶葉をふりかけてやった。もう二度と使うもんかと。

 

 

画像: from flickr YAHOO!

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