涙の閉店までもうすぐ「ディズニーアンバサダーホテル」の和食レストラン『花 Hana』最後のクリスマスメニュー

今年7月、キッズ向け新施設導入に伴い、2019年1月6日(日)で営業終了することが発表となったディズニーアンバサダーホテルの日本料理レストラン「花 Hana」。

全世代が安心して楽しめる和の名店としてリピーターも多かっただけに閉店には悲しみの声があふれたが、泣いても笑ってももうすぐお別れ! そこで今回、最後のクリスマスメニューを紹介したい。

■“ディズニー・クリスマス”花つぼみ(11/1~12/25)
5,000円

まるでインスタに載せてほしいと言わんばかりの「特選小皿九種」のインパクトが絶大な、お昼の「花つぼみ」が期間限定で登場中。「先付」に始まり、「天婦羅盛り合わせ または お造り盛り合わせ」「三色丼」「味噌椀」「香の物」「デザート」など、お昼のお食事にしてもはやディナーのレベルの豪華版も「花 Hana」の真骨頂。クリスマスは和食でキマリだ。

■“ディズニー・クリスマス”樅(12/1~12/25)
15,000円

モミって漢字でこう書くんですね! と驚いた「“ディズニー・クリスマス”樅」が15,000円で宵のお食事として、12月1日以降提供が始まっている。あっさりいただけそうな「季節のお椀」「お造り盛り合わせ」で己の食欲を刺激した後は、「和牛と雲丹の炙り焼き」「豆乳鍋」「天婦羅盛り合わせ」で生への悦びをかみしめたいところ。満腹寸前のほどよい状態で「すっぽん雑炊」をかっこめば、来たる2109年も生き抜こうと思うはず。なお、このメニューのラストオーダーは「21:00」までなのでご注意を。

■“ディズニー・クリスマス”鉄板焼きディナー(12/1~12/25)
18,000円

実は「花 Hana」には鉄板焼き専用の部屋&カウンターもあり、これこそがディズニーホテルの格を高めていたという声もなくはなかったが、現在12月25日(火)まで、宵のお食事として「“ディズニー・クリスマス”鉄板焼きディナー」を18,000円にてご提供中。「特選黒毛和牛テンダーロインと特選黒毛和牛サーロインの食べ比べ」など、この世の贅を極めたような極楽メニューで、人生で一度でいいから比べたかったものリストに入れたいほど。このメニューのラストオーダーも「21:00」までとなっている。

ちなみに同店では「“ディズニー・クリスマス”スペシャルノンアルコールカクテル」(1,300円)をアレすると、オリジナルコースター(厚紙)が付いてくる。デザインは全部で6種類で、利用店舗、メニューによって異なり、「花 Hana」ではドナルドダック、デイジーダック。数量限定だ。

年明け早々閉店となる「花 Hana」は、洗練された和の空間が広がる日本料理レストランだった。<曲線的なアールデコ・スタイルと優雅でシンプルな日本の美が溶けあい、落ち着いた雰囲気を醸しだしています>という公式説明にウソはなく、本格的な会席料理や鉄板焼などディズニーホテルで唯一楽しめる日本料理だっただけにファンの間では哀しみが広がった。

さらば花! ありがとう花! 花のことは忘れないと思う!

なお、クリスマスのメニューの終了後も「年末年始の限定メニュー」で新作が登場するので、それが最後の最期のメニューとなるはず。閉店間際は別れを告げたいファンでいっぱいかもしれないが、スキがあれば訪れて!

文章:ときたたかし

(C) Disney

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo