11月30日、リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム『クラッシュ・ロワイヤル(以下クラロワ)』(Supercell社)の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ 世界一決定戦2018』が12月1日に千葉県の幕張メッセで開催されるのに先立ち、出場選手がそろって前日記者会見を開催した。
同ゲームは、対戦型カードゲームでありながら、タワーディフェンスや戦略シミュレーションの要素が含まれており、全世界で、その魅力が人気を博している。、世界中のプレーヤーとリアルタイムで対戦できるのも特徴のひとつで、プロリーグは今年にアジア・中国・北米・ラテンアメリカ・ヨーロッパの5地域で創設。選手は、2500万人を超えるプレーヤーが挑戦したゲーム内イベント『クラロワリーグ20勝チャレンジ』で勝利をおさめた113か国約7000人の中から選ばれた。プロ選手となったプレーヤーはアジア12チーム、中国8チーム、北米8チーム、ヨーロッパ8チーム、ラテンアメリカ8チームに所属してリーグ戦を繰り広げ、勝ち上がったリーグ王者たちが日本で激突する。
出場チームは5地域のリーグ戦王者、アジアから韓国の“KING-ZONE DragonX”(キングゾーンドラゴンエックス)、北米から米国の“Immortals”(イモータルズ)、欧州からスペインの“Team Queso”(チームケィソ)、ラテンアメリカからブラジルの“Vivo Keyd”(ヴィヴォキード)、中国から“Nova Esports”(ノヴァイースポーツ)。この5チームに加えて、開催国枠として日本の“PONOS Sports”(ポノススポーツ)が世界一のチームを目指してしのぎを削ることになる。
会見では、当日の実況・解説者、およびSupercell担当者の囲み取材も行われた。有力チームについて聞かれた日本向け配信の解説を担当するドズルさん(『YouTube』をメインに活動する動画配信者)は「特段注目しているのはアジアを勝ち抜いた、KING-ZONE DragonX(韓国)です。レギュラーシーズンの勝ち方を見ていて、かなりチームとしての仕上がりも良さそうなので注目しています」と話す。同じ質問に実況担当の岸大河氏は「Vivo Keyd(ブラジル)は3人で、監督もいないなかでプレイをして出場権を得ているので、かなり注目しているチームです」と明かしてくれた。
一方、Supercell社eスポーツリード担当のティム・エブナー氏は大会での同ゲームの見どころを「3~6分の間にゲームシステムはカジュアルでありながら、熱い戦いをできるのが魅力だと思います」と解説する。なお、同ゲームは大会直前にゲームバランスの調整が入ったが、その件に関してSupercell社『クラロワ』ゲームチームのセス・アリソン氏は「バランス調整に関しては大会に際してあまりにパワフルだと思われるカードの調整をさせていただきました。なので、大会はより白熱したものになると思います」と自信を見せた。
続けて行われた取材では、開催国代表であるPONOS Sports(日本)のメンバーが意気込みを語ってくれた。
――強いチームが非常に多いですが、ここだけは負けないという点は?
みかん坊や(監督兼選手):他のチームよりもメンバーのつながりは強いと思っています。チームワークを大事にしています。それはどこにも負けないと思っています。
――第一試合で対戦するImmortals(米国)はPONOS Sportsを「“2v2”に強い」と言っているが?
天GOD:そうですね、日頃から毎日顔を合わせて練習をしているので、“2v2”の練習をしやすい環境にあります。シーズン1、シーズン2もかなりの時間を費やしたので、どの国よりも強い自信があります。
――開催国ということで、期するところはありますか?
フチ:開催国として出場するということで、ここで勝ち抜くというのは、日本のeスポーツが盛り上がる要因になると思うので頑張りたい。何より優勝を勝ち取って世界にアピールしたいと思います。
――プレーオフでは負けてしまいましたが、今回は燃えていますか?
ライキジョーンズ:先日のプレーオフでは、負けてはいけない場面で負けてしまったので、相当悔しい思いをしました。仲間には励ましてもらったんですけど、次こそは絶対に勝とうという気持ちを持って、練習を重ねてきたので負ける気はしません。
世界大会は2200万個以上のLEDを使用した、スポーツスタジアムを意識したステージで開催。ステージデザインをしたSupercell社イベント&eスポーツ担当のアーポ・フオヴィラ氏は「セットデザインを考え始めたときに、ゲームのなかの要素を現実にもっていきたいという思い、例えばボクシングのような伝統スポーツのようなイメージも織り交ぜたいという思いがありました」と話し、会場のLEDを使ったアニメーション演出にも注目して欲しいとアピールした。ステージに置かれる優勝トロフィーの高さは1メートル、重さは約30キロもあり、チーム全員で持ち上げられるサイズにしたのだそう。
大会はパブリックビューイングを実施するほか、『YouTube』では6言語でライブストリーミング配信を実装し、会場以外での視聴も可能。リアルタイムで白熱した試合の模様を伝える。
『クラロワリーグ 世界一決定戦2018』概要
名称:クラロワリーグ 世界一決定戦2018
英語名称:Clash Royale League World Finals 2018
参加チーム: 各地域(アジア、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中国)の「クラロワリーグ」優勝 5チーム
(計6チーム)開催国枠1チーム※
※アジアからは、現在開催中の「クラロワリーグ アジア」シーズン2の優勝チームが進出。
優勝・準優勝がともに日本チームだった場合は、日本から2チームが参加
日時:2018年12月1日(土) 開始:11:00(開場:10:00) 終了:17:00(予定)
会場:幕張メッセ 国際展示場 ホール6(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
配信情報:クラロワリーグ公式チャンネル( https://supr.cl/CRL_ASIA_JP )で生配信
『クラロワリーグ 世界一決定戦2018』オフィシャルサイト
https://esports.clashroyale.com/finals/ja/[リンク]
クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)公式サイト | Supercell
https://clashroyale.com/ja/[リンク]