ゾウをも撃退するトウガラシスプレーの原料にも使われる世界一辛いトウガラシは、ネズミにも忌避・撃退効果を発揮するのか? そんな、ネズミの駆除をテーマにした検証動画が話題を呼んでいたぞ。
動画:Does The World’s Hottest Pepper Repel Mice & Rats? Carolina Reaper. Mousetrap Monday(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=LBWskgp-G00[リンク]
今回の実験に使用するトウガラシは、世界一辛いトウガラシとしてギネス世界記録に認定されているキャロライナ・リーパー。辛さを計る単位のスコビル値にして220万は、ひと昔前に流行ったブート・ジョロキアの100万を大きく上回る。その辛さときたら、どんなに辛いもの好きな人でも、一口食べただけで思わずむせ返り涙が出てしまうほど。試しに小さいのを1つ食べてみたウッズさんも「口の中が焼けるようだ」と悶絶。体調回復に数日かかったそうだ。
手に付いただけでもヒリヒリしてくるほどのヤバイやつなので、ゴム手袋をしてからみじん切りに。辛味成分を含んだオイルが染み出してくる。板の上にネズミの大好物、ひまわりの種をセットして、片方の山にはオイルをよく混ぜ込む。周りにもトウガラシを散らしてオイルを染み込ませ、トウガラシバリアを突破しないことにはエサにありつけないようにする。
ヤツらは夜にやって来る。周囲にはトウガラシの刺激臭が立ち込めているはずなのに、特に警戒する様子もなくトウガラシバリアを突破。そして普通にモグモグ食べてるみたいなんだけど!?
朝、餌場を確認してみると、トウガラシオイルをまぶしたエサまでなくなっていた。ネズミの体には辛味成分が大量に付着したはずなのに、まったく効果がなかったようだ。ネズミたちの間では「新しい激辛料理店ができたぞ」なんて喜ばれているのかも?
先頃、築地市場の移転・解体の過程でも、粘着シートを飛び越えて侵入するほど賢かったり、毒エサに対して耐性を身に付けたりした“スーパーラット”による被害が問題になっていたけれど、世界一辛いトウガラシですらものともしないなんて! きっとネズミたちは人間が滅んだ後の世界でもたくましく生き延びていくんだろうね。
画像とソース引用:『YouTube』より