松本人志さんが関ジャニ・大倉さんのストーカー被害に同情 「枕元に座ってたこともあった」「浜田なんかファンの奴どついてましたよ」

11月18日放送の情報バラエティー番組『ワイドナショー』(フジテレビ)で人気アイドルグループ関ジャニ∞大倉忠義さんのファンによるストーカー被害問題について取り上げた。

これまで一部ファンにより道で突然手をつながれる、カバンの中に無理やり下着を入れられる、プライベートで食事していたら横のテーブルに座られるなどの度重なるストーカー被害に遭ってきた大倉さん。

11月8日、公式ブログで

「ストレス以外のなにものでもない。原因不明の病気がストレスのせいだと言われたりもする」

「寿命が縮まっているのではないかとも感じる」

「普通の人に戻る方がよっぽど楽だろう。そろそろ限界だ」

などとその窮状を告白して以来、メディアやSNSを巻き込んだ騒動はまだ収まる気配がない。

コメンテーターの松本人志さんは

「僕らの時もありましたよ。僕まだ若い頃はキャーキャー言われてた頃があって。けっこうひどかったですよ。家に勝手に入ってこられたこともあるし、靴全部取られたりとか……便所のスリッパで仕事行ったんやから。枕元に座ってたこともあったし」

と自身の経験を振り返りつつ

「そんなんもまぁ僕らはテレビで言ったりラジオで言ったりとかしてどこかでストレス発散にもなるんですけど、彼らはなかなかそういうこともできませんし……そら浜田なんかファンの奴バッコンバッコンどついてましたよ」

「熱狂的な度の過ぎたファンは40代くらいなったらだいぶ減るとは思うんやけどね」

と大倉さんの立場に同情。

また出演者の犬塚浩弁護士は一部ファンの行為に対して

「ストーカー規制法の対象にはなり得るんですけど、やはりアイドルの方、タレントさんは被害届を出しにくいということもあるだろうと思います」

と被害者側の立場の弱さを指摘した。

菊池桃子さんのストーカー被害問題も記憶に新しいが、芸能界では男性、女性を問わず非常識なファンによって私生活をおびやかされるケースが多々ある。心に傷を負い、身の危険を感じ、引退や活動停止に追い込まれてしまうことも珍しくない。

行き過ぎたつきまといはタレントだけでなく良識的な大半のファンにとっても迷惑だ。やがてはやっている本人の身の破滅にもつながるだろう。今回の大倉さんの告白をきっかけに少しでもわが身を振り返り、礼節と自制心をもったファン活動に立ち返る人が増えればいいのだが。

※画像は『ワイドナショー』公式サイトから引用しました。
https://www.fujitv.co.jp/widna-show/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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