経済的なフィラデルフィアの一日観光

  by あおぞら  Tags :  

 

アメリカ旅行をする場合は、ツアーなどでアメリカ大陸主要都市を回る企画が多いと思うのですが、それらの主要都市はロサンゼルス、ニューヨーク、ワシントンDCのこの3都市は外していないと思います。これらの都市にボストンが加わるツアーも多いようですね。ニューヨークまで来てしまえば飛行機で1時間ほどでボストンには飛べますのでニューヨークからの便がいいのです。

 

フィラデルフィアは北米の大都市のひとつに数えられているのにスルーされがちだと思うのです。ツアーの場合は観光地に指定されていなければ訪れることはできませんが、個人旅行でニューヨークに来られる際、実は日帰りコースで満喫できる都市であることをお知らせしたいと思います。

 

ニューヨークからフィラデルフィアに行く方法は、飛行機、鉄道のアムトラック、旅行に達者であれば同じ鉄道でもニュージャージートランジットと言う鉄道を使い、ニュージャージーのトレントン駅からSEPTAと言うフィラデルフィアに本社のある鉄道に乗り換えます。

 

しかし、そんな煩わしい乗換えよりもニューヨークからフィラデルフィアまで直行バスが往復たった25ドル(約2000円)で運行されているので、それを利用すれば片道2時間ほどで”兄弟愛の街”と呼ばれるフィラデルフィアに到着します。

 

格安バスですがバス車体そのものは新しいですし清潔感があります。わずか2時間ほどのバス道中は大きな窓からニューヨークの大都会、ニュージャージー州の緑の風景、そして2時間後にはまたまた摩天楼の風景に出会い、それが終点フィラデルフィアで動く紙芝居のような楽しみを味わえます。

 

バスはフィラデルフィアのチャイナタウンに到着します。ここからフィラデルフィア美術館へは徒歩でも行けます。30分以上は歩くと思いますが、大通りに出れば目的地のフィラデルフィア美術館は遠くに見えていますので、それを目指して歩くのみです。フィラデルフィア美術館はメトロポリタン美術館並みに大きく、また素晴らしい作品が多く展示されています。特にマティスが充実しています。

 

写真は高台に建つフィラデルフィア美術館の前庭からの風景ですが、ここは映画『ロッキー』で有名なロケ地でロッキーがトレーニングで美術館の階段を上り下りし、両手を突き上げてこの風景を見おろしたあの風景です。1976年制作当時と違い今現在は高層ビルがニョキニョキ増えていますが、映画音楽のイントロを心の中で歌うとガッツが湧いてきます。

 

フィラデルフィア美術館にはカフェテリアもあるのでお昼をそこで食べるのもいいですね。ニューヨークと比べると圧倒的にレストランが少ないですから、軽食としてここでちょこっと食事を摂り、後にゆっくりレストランを探せばいいのです。結構わかりにくいのですが、大通りにはサブウェイのサンドイッチ屋や、日本で言うファミレスのようなレストランはありますので、それらなら簡単に目に入ってきます。

 

旅行をする場合ひとつの場所に滞在するのもいいのですが、ちょっと一工夫すれば違う場所にも行ける場合は行った方がいいですね。フィラデルフィアは夏が似合います。日が長い分だけ知らない場所でも帰りをそんなに気にしなくてすむでしょう。

 

1979年ユネスコの世界遺産に登録された”独立記念館”もフィラデルフィアの観光地、間近のリバティーパビリオンには独立宣言に銘文を使ったとされる『自由の鐘』があります。

 

歴史を感じるフィラデルフィアは東海岸の重要な都市のひとつです。

イースタンバスのホームページです。

オンラインで購入するより直接出発バス停に出向いて乗る前に買うほうがいいです。

http://www.easternshuttle.com/

 

画像: from flickr YAHOO!

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