【北海道胆振東部地震】シリーズ「保護犬コロちゃんと厚真町」

  by Renka  Tags :  

▲毎日パパさんと歩いた楽しい散歩コースの橋。ジッと橋を見つめるコロは今何を想うか・・(9/28厚真町)
2018年9月6日早朝、北海道胆振地方中東部を震源とする、マグニチュード6.7の地震が発生し最大震度7を観測しました。被害の大きかった厚真町では広範囲にわたって土砂崩れが発生し、36名の尊い命が犠牲になりました。

アタシ!保護犬コロちゃん

▲ニッコリ笑顔で「ハイチーズ!」美人さんなのであ~る!

アタシは7年前にママさんに保護された女の子、コロちゃん!パパさんとは、仲良しでどこにでも一緒に行くの。パパさんが大好き!アタシが住んでる厚真町は、広大な農場があってパパさんとはよくドライブに牧場に行くんだ。春は少し遅く咲くサクラが綺麗だし、アタシは厚真町が大好き!アタシの住んでいる所は『厚真犬』が有名なんだけど、ひょっとしたら末裔なのかな~?

巨大地震で変わってしまった「生活」と「景色」

▲法面が崩れそうでブルーシートで覆われている。手前の住宅は避難対象の家。(10月6日撮影)

9月6日早朝、急に大きな揺れでビックリして起きた!今まで経験したことがないので、とってもビックリしたわ。電気も点かないし、アタシはとっても不安だったわ。
幸い、アタシの住んでいる地区は被害が少なかったけれど、パパさんとよくドライブに行った所は山が崩れて土砂で埋まってしまったところもあるみたい。
そして、あの日以来・・・アタシの知ってる厚真町は少し何かが変わってしまった様に感じるの。

これからどうやって復興すればいいんだろう・・・

▲震災直後のアタシ。近くにパパさんが居ないと不安。

地震発生から1カ月経つんだけど、世の中の関心は既に無くなりつつあるように思うの。だけど、アタシは厚真町で暮らしている。まだ直らない散歩コースの橋。パパさんのお友達の農園は土砂で流されてしまった。なにもかも以前とは違ってしまった。テレビや新聞では伝えていないけど、人々の生活は未だに以前のような暮らしに戻っていない。・・いや、どうしたら良いのか途方に暮れている。どうしたら良いんだろう?アタシは犬だから分からない。だけど、伝える事はできる。想うことはできる。

少しづつ、確実に一歩づつ

▲震災前のドライブ風景。同じ模様の牛さん?アナタ・・仲間なの??

アタシができること、それは決してニュースや新聞で伝えられない事を此処から発信すること。アタシは犬だけど、保護された犬。一度人間に捨てられたけど、今は大好きなパパさん家族と幸せに暮らしている。そして厚真町が大好き。またいつか以前の様な厚真町になってほしいと犬なりに考えているの。そう、少しづつ確実に一歩づつ!

「保護犬コロちゃんと厚真町」を執筆するにあたり

筆者はコロちゃんのパパさんと、ある闘病がキッカケでお世話になり、それ以来交流してきました。先月突然襲った北海道地方の巨大地震。筆者の住んでいる所も結構揺れて、早朝に飛び起きました。まさかパパさんの住んでいる『厚真町』が大変なことになっているとはつゆ知らず、朝になってテレビを観て、慌ててパパさんに連絡を取りました。その頃、パパさんは消防団員として一生懸命、活動していました。筆者と連絡が取れたのは、2日後だったと思います。震災以来、厚真町のリアルな状況をパパさんから聞き、胸を打たれていました。筆者が今できる事を考え、長いことお休みしていた『連載.jp』にてテレビや新聞では伝えきれないことを発信する事だと思い、執筆することに決めました。
不定期ではありますが、コロちゃんが毎日暮らしている『厚真町』を発信していきたいと思います。

(写真は全てパパさん撮影)

Renka・・・アイヌ語で『希望』と言う意味です。 2006~2009年まで、兵庫県西宮市「西宮福男」の取材経験、西宮市情報サイトのアシスタントの経験があります。(現在は事情があって関っていません)現在は、某会社のHPを作成したりしています。自称ウェブデザイナー。ガジェット大好き主婦。 突撃取材をしたりするのが得意です。時々真面目な記事も書きますますよ!

ウェブサイト: http://getnews.jp/archives/373763