材料費1490円!お隣さんが引っ越したので燻製器を自作してみた!

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもどうも! 特殊犯罪アナリスト&裏社会ライターの丸野裕行でっす!

いつもアンダーグラウンドな私ですが、どん二郎でおなじみ・ガジェット通信ライターの野島記者に負けず、グルメレポートをお送りしたいと思います!

今回はですねぇ、急に最上階に住む私のマンションの両隣が引越し、周囲に誰もいなくなったことをいいことに、全然やったことのない燻製づくりを独学でやってみたいな、と思います!

四十路の疲れたおっさんが必死こいて燻製器を自作し、動物の死骸を燻すさま……はてさて、どうなりますことやら!
ぜひ読んでやってください!

燻製器は高い、なんとか480円の一斗缶で燻製を作りたい!

とある日、キャンプ用品とかが売ってある専門店に足を運んでみると、目に入ったのは燻製器。
ほほう、なかなかいい感じやんかと値札を見ると、おやおや“25,000円”もするんかい!
こっちの小型のやつでも、“9,800円”

これじゃ気軽に燻製も作れやしないじゃないかと思い、何か代用できるものはないのかと、庶民の味方・ホームセンター界のベストフレンド『コーナン』へ行ってみる。おや! おやや! さっきと同じようなミニ燻製器が5,800円で売っているじゃあないか!

う~ん、でもなぁ……。バリバリバリッ! 自分が愛用しているマジックテープ式のお財布を開いてみると、貧乏人の私には、その5,800円を出す余裕すらない。

と、視線の先にはペンキを混ぜ混ぜするためのスチール製一斗缶が眩しいくらいの光を放っているではありませんか。
お値段なんと、480円! こいつを使って、自作で燻製器はできないものかと頭を巡らせ、即購入!

ついでに、桜のチップとバーベキュー串、網など燻製とは切っても切れない縁を感じる“燻す一味”を手に入れる。
これで完璧! お隣さんがいないから、ベランダを燻煙パラダイス化できるではないか~!

穴あけだけで時間がかかる!

とにかく頭にある設計図としては、金属製の串を通す穴を2セットほど開けなければならない。

それにしても、スチールっちゅうのは、固いんですね~!
2年ぐらい禁欲生活を送ったあとのムフフなくらい固いわけです。

全然穴が開かないし、キリなんかも歯が立たないくせに、力が加わると変な形にへこんでくるわけです。
とにかく、計4つの穴を開けるのに、1時間も費やしてしまいました。慣れている人がやると早いんだろうけど、なにせ何にも知らない独学なもので……すいません。

そのあとは指を切らないように、ヤスリでささくれを落とすこと。
なんとか完成!

こやつに金串を通します、はい。

シュ~っと……

シュシュ~っと。
いや、いい感じに串が通ります。串通りインターハイがあれば、間違いなく優勝ですね。

続いては食材の下ごしらえを……

いったん引き抜き、アルミホイルを敷いて……

何の知識もないまま買ってきた、桜のチップをまき散らします。

さて次ですが、食材の準備をしましょう。
今回用意したのは、手羽元や豚バラ肉、ゆで卵、ウインナー、それと冷蔵庫の端っこに息を殺して潜んでいたナルト巻きです。本当にこの食材でいいのかどうかもわからないんですが、なんとなく買ってきてしまいました。

今回、クックパッドの使用は禁止です。なぜ禁止にしたのかは、後で気が付いたからです。

味付けは、お塩と味の素をがっつんがっつんに使用します。

上からもまぶすという鶏に対する塩地獄絵図。恐ろしいのか、ちょっと鳥肌が立ってますね!

お次は豚肉※100グラム118円の特売品

親の仇のように切断!

そこにきて、針地獄!

無関係を決め込んでいた隣のこいつにもブスッ!

そして、吊るします! このブタ野郎!

気分はもう歌舞伎町の女王様です。

下に敷いた鳥肌実と上に吊るされたブタ野郎。今から煙地獄に堕ちるわけですが、火を放ってもなかなか煙が出てくれない。なんでだろう。

缶が爆発するんじゃないかってくらいベコベコいいはじめる

ここらへんが燻煙童貞ですが、僕は負けません! フタを閉め、無理やり燃やすために一斗缶の下から、炎を点火!

フツフツ来てるぜ! 中では煙が充満地獄!

ボンボン缶がいっているし、水分が出たらあんまりよくないような気がするので※怖くて不安になったので
ちょっと開けてやるぜ! このまま、2時間ほど待ちます。
だって隣人がいないから何でも燻し放題!

ついに完成するのか……!

ひとりオセロをやりながら、ようやく2時間が経過……。

ついに公開! 燻製の予備知識のないド素人がつくった燻製がこれだ!

燻されてる、燻されている※こちら第2弾の燻製の様子、第1弾は取り出しました

じっくりと燻されて余分な油分も落ちて、あめ色になっています。

取り出すと、どこに嫁にやっても恥ずかしくないような燻製娘

手羽元もこの通り、黒ギャルAV女優になりました!

松崎しげる化したウインナー。

パンで挟んでみると高級ホットドッグしげるに!

切ってみると中まで火が通ってうんまそ!
このあとは友人家族と美味しくいただきました!

ちなみに材料費は、スチール製一斗缶480円+チップ480円+金串380円+網150円、しめて合計1490円となりました。

いかがでしょうか?
隣人が同時に引っ越しをしてしまうことというのはよくあることだと思います。
しかも条件になる最上階に住んでいることもよくあること。

こんなあなた、誰にも気兼ねすることなく、初めての燻製デビューをしてみませんか?

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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