ニューヨーク・タイムズ紙が、『あなたの故郷はあなたが産まれた時よりどれくらい暑くなってる?(How Much Hotter Is Your Hometown Than When You Were Born?)』というウェブサービスを提供しています。地球温暖化への意識を高めるためのサービスといえるものとなっています。
How Much Hotter Is Your Hometown Than When You Were Born?
https://www.nytimes.com/interactive/2018/08/30/climate/how-much-hotter-is-your-hometown.html[リンク]
使い方は自分の故郷の名前と誕生した年(西暦)を入れるだけ。すると、32℃以上の日が年間で何日あったのか、過去、現在、未来の3つの時間軸で計測してくれます。
東京生まれの30才の人が誕生した年(1988年)には、32℃以上の日は年間24日でした。
現在、32℃以上の日は年間30日にもなります。
80才になる2068年には、32℃以上の日は推定で年間43日という結果に。推定範囲は38~56日。
今世紀末には東京で32℃以上の日は年間37~60日だと推測されています。
これは、世界各国が二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を減らす努力を今からしたとしても、現実のものとなる可能性の高い数字だと警告しています。仮に世界中の国々が現在と変わらぬ温室効果ガス排出量を維持していけば、もっと暑い日は増えるだろうとのこと。
専門家によれば、今年の猛暑や酷暑は地球温暖化と因果関係があるということです。数日前に日本経済新聞が、世界中の投資家が温室効果ガスを排出する化石燃料関連企業株を一斉に売却するというニュースを報道していました。こうした取り組みを国家レベルで行っていかない限り、地球が“人類の住めない星”となってしまう日はそう遠くないのかもしれません。
脱化石燃料へ株売り圧力 900超の投資家、事業転換促す
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34966680U8A900C1MM8000/[リンク]
※画像:
https://www.nytimes.com/interactive/2018/08/30/climate/how-much-hotter-is-your-hometown.html