伸びたり切れたり外れたり、物が挟まったりする自転車のチェーンとようやくおさらばできる? ペダルを踏む力を1本の軸で後輪に伝えるシャフト伝達式の、まったく新しい機構が発表された。
シャフト式を採用した自転車は以前から発売されてはいたものの、変速機構に難があったり重かったりする短所が嫌われ、いまいち普及しなかった。
そんな従来のシャフト式の難点を解消したとされるのが、デンマークのセラミックスピード社が開発した『Driven』。同社によると、伝統的なチェーンおよびディレイラー伝達式との比較で摩擦を49%低減し、過去最高の伝達効率99%を実現したと主張している。
動画:CeramicSpeed Driven – Fully explained(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=-9gQ1KRhesM[リンク]
軸の前後に組み込まれたベアリングが歯車の代わりとなって回転を伝える。軸は内部のモーターを動力に伸び縮みすることで後輪の歯車(スプロケット)とのギアチェンジが行われる。見た目的にはとてもスッキリしていて、掃除やメンテナンスが簡単そう。スプロケットの左右幅が薄いので空気抵抗低減の効果もありそうだ。今回はコンセプトモデルのためギアチェンジしているところを見られなかったのが残念だが、『Eurobike Award Winner 2018』を受賞していることからするとハッタリではなさそうだ。
画像とソース引用:『YouTube』およびセラミックスピード公式サイトより
https://www.ceramicspeed.com/en/driven/[リンク]