『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ロン・ハワード監督「物語はいくつになっても自分たちの中にいる“夢みる若者”が主人公」

いよいよ日本でも公開となった『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。あのハン・ソロが、我々が知っているハン・ソロになるまでの前日譚で、ハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクが、意外にもハン・ソロしちゃっているアタリも見逃せない一作です。

本作のメガホンをとったのは、『ビューティフル・マインド』『アポロ13』『ダヴィンチ・コード』で知られるロン・ハワード氏。実はハワード監督とジョージ・ルーカスは盟友なので、長年の関係を基に今回アドバイスをもらったそう。「物語は、いくつになっても自分たちの中にいる、夢みる“若者”が主人公なんだ」と。素敵な言葉ですね。まるで成長しなくていい、いつもサムシングニューでOKと言われているみたい。

主演のオールデンは、ミレニアム・ファルコンに乗って撮影した際のエピソードを。窓に実際に宇宙の映像を映し出していたそうで、「ディズニーランドみたいだったよ!」と感想を。リアル「スター・ツアーズ」です。

来日イベントには、スペシャルゲストとして歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが登場。実は海老蔵さん、ストームトルーパー役でカメオ声優出演していて、『ハン・ソロ』ファミリーだったというわけなのです。

海老蔵さんは、「SWシリーズで描かれる善と悪の構成は、勧善懲悪の物語が描かれる歌舞伎と通ずるところがあり、魅了されます」とコメント。もともとSWシリーズは日本の影響を色濃く受けているので、来日会見に和装の海老蔵さんがいることで、すごく締まる印象を受けました。

ジャパンプレミアには、ファンの方1,000人が集まり大熱狂! 7月を迎え、ますます盛り上がりを感じさせる映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』にご注目を。

最後に、ディズニー公式チャンネルにて公開されている、チューバッカの“演技”に関する動画が面白いので貼っておきます。

【動画】「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」キャスト・オブ・ハン・ソロ~演技について~
https://www.youtube.com/watch?v=fcZvPIV3Dvs [リンク]

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo