実録!社会的信用ゼロ=ローンも組めないアダルト男優!

  by 丸野裕行  Tags :  

どもども、特殊犯罪アナリスト&裏社会ライターの丸野裕行です!
あなたは、AV男優という仕事について、どんなイメージを持っていますか?

一昔前は、アダルト女優になろうと夢見る女性は少なく、街角でスカウトをしていたり、おかしな募集広告で募っていたものですが、現在ではアイドル顔負けの女の子が自分から制作会社に面接にやってくるといいます。

そのような逆転現象が起れば、おのずと共演するアダルト男優の数が必要となってくるわけです。

しかし、近年問題になっているのは、アダルト男優の減少。「いやいや、すごく可愛い女の子とエッチして稼げるなんて、羨望の的になる仕事じゃないか……」と思うなかれ……なんですよね。

アダルト男優の彼らの現実って想像以上に厳しいんです。

撮影スタッフが20人ほど参加している現場でカラむ覚悟はまだしも、現在1万人のアダルト女優に対し、アダルト男優数は90名にも満たない……。
1ヵ月間に80もの撮影に参加するというのだから、体力的に精神的にもかなりの重圧になるでしょう。

今回は、数人取材したアダルト男優たちの悩みや不安の本音を綴っていきたいと思います。

男優への社会的冷遇

まず、彼らへの冷遇も問題です。とにかく社会的信用がないのです。

・クレジットカードが作れない、ローンも組むことができない
※一部、会社法人にしている男優は除く
……妻子を持つアダルト男優は「就職でもして、普通の仕事をしている方が数段マシ」となる。ギャランティーも、作品1本あたり2万円〜8万円、平均で7万円程度。割に合わない肉体的、精神的負担も大きい。

・マンションの契約も渋られる
……アダルト男優が、住むところにすら困っていることは、あまり知られていない。
マンションすら借りられず、制作会社などを通じて、不動産屋への口利きをしてもらう。金はそれなりに稼いでいるという事実とはかけ離れた真実だ。しかも不動産業界もネットワークでつながっているので、1ヵ所で借りられないと、他も賃貸ブラックになってしまうという。

単身者もいるが、既婚者もいるアダルト男優。家族を持っている彼らに関して、奥さんはどのように思っているのでしょうか?

「そうですね、苦労はかけてます。でも、現金商売だからと割り切ってますね。車もキャッシュで買いましたし、部屋も妻の名義で借りました。感謝しています」(現役男優Kさん)

「今の奥さんは、僕がアダルト男優だと知って結婚してくれましたよ。普通のOLさんで、アダルト業界のことなんて何も知らない一般人と合コンで知り合いました。サンプルで届いた僕の作品なんかを観ているのか、機嫌が悪かったりしますよ、やっぱり。でも、それは疑似本番だから……とお茶を濁してます(苦笑)」(現役男優Mさん)

甘くはない、天職と考える男優は半々程度

そう語る彼らはどんな理由でこの業界に入ったのでしょうか? アダルト男優たちがこの業界を選んだ理由というのは様々ありました。

「そうですね。エッチなこと、女の子のことが好きだったのと、ホスト時代に女優のお客さんがついていたというのがあります。業界への紹介で、大丈夫かなと思って入りました。でもやっぱりプロの世界。実際はそんなに甘くないですけど(笑)」(現役男優Eさん)

「僕は作品の募集要項でした。スタッフさんの目を気にしない持ち前の鈍感さに、やっぱり天職でした」(現役男優Cさん)

「先輩が男優で、口を利いてもらいました。毎日多忙で、年に7回入院しました(笑)」(現役男優Uさん)

様々な話を聞いたのですが、やはり辛い世界という方と自分じゃないとできない仕事という方、半分半分といった感じでした。

アダルト男優は勃たない夢を見る

実際にこの仕事が辛いと感じている男優さんは、どんな点を苦痛と考えているのでしょうか?

「しんどいのは当たり前。勃〇しない夢はよく見ますね……。僕らは、自分のことより、女優さんの欲求と監督の欲求、そしてなにより作品を観ていてくれるお客様の欲求を満たすことが第一。プレッシャーに負けて、もう実家の豆腐屋でも継ごうかなと思い悩むときもありますよ」(現役男優Wさん)

「僕は女の子と密着するタイプですが、それではお客さんに女優さんの体が見えないでしょ? だから常に体を離して、女優さんを取ってもらうい、フィニッシュの時に避妊具を外すわけです。このときにちゃんと発射できるかどうか……。これがプロとアマとの違いですね」(現役男優Sさん)

「ほとんどの作品は避妊具をつけます。最後にいちいち外して発射の瞬間を見せるわけですから、まぁもう慣れですね。やらないとギャラにはつながりませんし。もちろん、辞めて普通の仕事をしている仲間もいます。みんなメンタルと肉体的も保てなくなったようです」(現役男優Eさん)

女優さんのストレスも現場ではすごい。彼女たちはピルを常用していますけど、本当は太るので飲みたくないそうです。子供ができたり、性病を移されたりして、この業界を去った子もいますし、みんな現場ではピリピリですよ」(現役男優Cさん)

絶対に子供にはバレたくない

子供に関してはどう思っているのでしょうか? 親としての立場もあるだろうし、彼らのその想いとはどんなものなのでしょうか?

「そりゃ子供はヤバいですね。小さいうちはよくわかってないでしょうが……。物心ついたときに、どんな感じで説明しようか、とは思っています。父親がアダルト男優だったと知られたときのことを考えるとコワいですが、これが稼業なんで……」(現役男優Tさん)

「父親が出てくるAVなんて観られたら死にたくなりますよ」(現役男優Uさん)

「親戚や親もいい加減にしろと、勘当状態。うちの子は女の子なので、バレてしまわないように気を付けています」(現役男優Yさん)

彼らの苦悩は終わりませんが、この業界の需要がある限り、頑張ってほしいと思います。彼らが生業としているのは、この大規模産業の要の仕事なのですから……。

(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『丸野裕行の裏ネタJournal』や『初めての不動産投資マガジン』などのポータルサイト編集長、文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンデージャポン』、テレビ朝日『EXD44』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、ABC『雨上がりのAさんの話』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビ・ラジオなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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