「ロボットレストラン」と聞くと何を想像するでしょうか?
「ロボットレストラン」がそのまま店名になっている、新宿歌舞伎町の“ロボットレストラン”を思い浮かべる人は多いと思います。
5月3日に、マサチューセッツ工科大学(以下、MIT)の卒業生と有名シェフのダニエル・ブールー氏が、“Spyce”という「ロボットレストラン」を米マサチューセッツ州ボストンに開店しました。
Spyce – Robotic Restaurant by Four MIT Graduates in Collaboration with Chef Daniel Boulud (YouTube)
https://youtu.be/9LqqcDL99UA
MITを卒業した起業家たちが立ち上げたレストランだけにメニューは意識高い系となっていて、チキン、野菜、米、豆といった健康志向の材料を使ったボウルズ(BOWLS)という丼料理中心。お客の嗜好に合わせてレギュラー、ベジタリアン、グルテンフリー、100%ベジタリアンと4カテゴリーに分類されています。値段は7.5ドル(約820円)中心となっています。
『Spyce』メニュー [リンク]
https://www.spyce.com/menu/
注文はタッチパネルで。
注文後、回転寿司のレーンのように食材が運ばれてきて、“幸楽苑”のチャーハン作る機械に良く似た自動調理器具に投入されます。
“幸楽苑”もどきが調理を開始。
調理完了後、丼に料理を移します。
人間が盛り付けして完成。食材の準備と盛り付けは人間が行い、調理のみロボットが行うというシステムですが、これは“幸楽苑”や“リンガーハット”と同じシステムですね。
“ロボットレストラン”と言っても『Spyce』は、巨大ロボットのショーが楽しめる新宿歌舞伎町の“ロボットレストラン”とはノリがだいぶ違いますね。日本では割と当り前的な自動調理システムを導入したレストランがアメリカで話題になるということは、裏返せばそれだけ日本の外食産業のノウハウが進んでいるということなのでしょう。
ちなみにアメリカのレビューサイト『Yelp』の“Spyce”の評価は星4つとなっています。
https://www.yelp.com/biz/spyce-boston-2[リンク]
※画像:
https://www.spyce.com/press/
https://www.youtube.com/watch?v=9LqqcDL99UA
※ソース:
http://mitsloan.mit.edu/newsroom/articles/spyce-restaurant-opens-with-robotic-kitchen-ready-to-serve/