ディズニー最大のファンイベント「D23 Expo」総責任者に聞く! 「ミッキーマウス90周年は本当にたくさんのサプライズがある」

  by ときたたかし  Tags :  

2月、ディズニー最大のファンイベント「D23 Expo Japan 2018」が盛大に開催されたが、そもそも「D23」って? という人もいそうですね? そこで今回、イベントを引っ提げて来日した総責任者のマイケル・ヴァーゴさんに「D23 Expo Japan 2018」について質問を。「D23」は日本以外のアジアではどうなの? 今年のミッキーマウスの90歳のバースデーはどうなるの? など、いてもたってもいられないウキウキするお話をしちゃいました!

――今年で3回目となりました「D23 Expo Japan 2018」も大盛況でしたが、今回の開催の意義や目的についてまず教えてください。
 
もともとD23のエキスポというものは、ディズニーからファンにありがとうの気持ちを伝えるためのイベントです。今回日本でのD23のエキスポの開催は3回目になりますが、ディズニーは日本のファンがディズニーに向けてくれている情熱に対してお礼を言いたいのです。その想いをこういうイベントを通して伝えています。

――その責任者ということで、普段はどういうお仕事をされているのですか?
 
オフィス内での仕事としてはさまざまな企画の立案と、いろいろな会議に参加することですね。ファンクラブ用のWEBサイトの運用や提供する情報を毎日アップデートすること、「Disney twenty-three(ディズニー23)」という雑誌がありますが、その情報を更新したり、本や雑誌は一年中作っています(笑)。それにファンのためのイベントなどをこうして企画したりしています。

――2017年の1月にパーク&リゾート、チェアマンのボブ・チェイペック氏が「香港ディズニーランド・リゾートは、アジアのマーベルの拠点」と言っていましたが、その香港や上海など、日本以外のアジアで「D23 Expo」をする構想は?
 
わたしたちは、このファンクラブを世界中に拡大していきたいという想いが常にあります。今回日本で「D23 Expo Japan 2018」を開催したことは世界展開のひとつの契機であり、ほかの地域での開催は、現時点では考えていません。世界中でファンを拡大したいという想いはあるけれども、現段階では具体的な計画はないです。その一方でファンクラブのメンバーは世界中に実際たくさんいますので、自分の国で「D23 Expo」をやっていなくてもアメリカのエキスポに参加してくれる方がたくさんいます。

――また、新たな事業を計画中とのことですが、それは何でしょうか?
 
次の「D23 Expo」に向けて、2019年の企画もすでに始まっていますが、ご存知のようにD23内でいろいろとイベントを今年は企画していて、さまざまなサプライズを用意しています。フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドでは11月に「Destination D」というイベントを2日間にわたって行う予定ですが、これはミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年をみんなでお祝いしようとうもので、このファン向けのイベントをいま企画しているところです。

――おお! もう少し具体的に聞いても???
 
(笑)。実は今回、本当に、本当に、たくさんのサプライズを用意しています。アーカイブスの展示も行います。ファン向けにグッズを売るショップの展開も行います。すべてはミッキーと彼のお友だちの誕生日をお祝いするもので、最終的なプログラムの詳細までは決まっていないですが、プレゼンテーションなども充実する予定です。期待してください。

――それは楽しみですね! 「D23 Expo」全体としては、どういう方向に向かうのでしょうか?
 
世界中のファンが情熱を持って接してくれるので、前述のように日本でも行っている「D23 Expo」も含めて、感謝を表現するキャンペーンやイベントは続けたいです。ディズニーのファンに還元することが目標なので、普通のファンが観られないようなビハインド・ザ・シーンなどを解禁するとか、メンバーに対しては、そういうスペシャルなことをしたいですね。今後も特別なものを提供したいと思っています。

―本日はありがとうございました!

■「ウォルト・ディズニー・アーカイブス展~ミッキーマウスから続く、未来への物語~」

ウォルト・ディズニー・アーカイブスの空間を体験できる日本初の展覧会
映画で使用された衣裳や日本初公開を含む貴重な資料を展示! 限定グッズも多数販売

【大阪会場 開催概要】
会期:2018年4月11日(水)~5月14日(月) 34日間会期中無休

(取材・文:鴇田崇)

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo