まさちゅーせっちゅ(噛んじゃった)……マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生チームが、ルービックキューブをわずか0.38秒で全面そろえるロボットの開発に成功したぞ。これまでの公式認定記録0.637秒を大きく塗り替える快挙だ。
動画:0.38 Second Rubik’s Cube Solve(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=nt00QzKuNVY[リンク]
あまりにも速すぎて、4分の1倍速再生でも何が起こっているのか分からない。100分の3倍速にしてようやく20手で解決しているのが見て取れる。
開発者のブログによると、0.38秒にはカメラでキューブの色を識別して解決までの最短ルートを計算する時間も含まれる。ロボットアームの実動時間は0.335秒で、残りの時間で色の識別と計算が行われている。調整を突き詰めれば、さらに0.1秒ほど短縮できるかもしれないということだ。
ロボット構造は次の通り。6本のアームには、同業者の多くが使っている一般的なステッピングモーターに代わり、より速い加減速が可能で高トルクなコアレスモーターを採用。2台の『PlayStation Eye』(『Amazon』で7ドル)をLinux上にて187fpsで作動させて色を読み取り、キューブには関節部の動きが柔らかい競技用の安いやつ(4.55ドル)を使用。開発当初はアームの動作が速すぎるためにいくつかのキューブを壊してしまい、キューブの柔らかい関節部を少しキツめにすることで最終的にまとまったそうだ。
画像とソース引用:『YouTube』及び開発者ブログより
http://build-its-inprogress.blogspot.jp/2018/03/the-rubiks-contraption.html