【最恐】エブリスタ新刊『百物語サカサノロイ』発売中!

  by マツダ草介  Tags :  

現在は様々なウェブ小説投稿サイトがあり、多くの作者が小説を投稿して人気を博しています。
素人向け、初心者向け、と揶揄されることもありますが、 20代以上の読書離れが加速していると言われる現代では、ウェブ小説から読書の楽しみを知る人も多いでしょう。

大手ウェブ小説サイトのひとつ「エブリスタ」ではテーマに沿って短編で話の落ちをつける「3行から参加できる超・妄想コンテスト」から、書籍化を目指した長編部門「エブリスタ小説大賞」まで、多様なコンテストを開催しており、執筆者から多くの投稿を受け付けています。

昨年は、「みんなで作る最恐百物語コンテスト」が開催され、タイトル通り百本のホラーショートショートが選ばれて2月に竹書房より出版されました!

呪いのカウントダウン。百物語でヤバいの8話目ってほんと?

「お母さん、ぼくきょうだいがほしいな!」
弟ができた。妹もできた。
「お父さん、今度はお兄ちゃんがほしい!」
「……お姉ちゃんでもいいかい?」
え、それって——……恐怖の答えは第44話に!

〈サカサノロイ=逆さ呪い〉。それは百物語を逆から紡ぐことで完成する呪法。

母が葬式の夢を見ると知っている人が死ぬ。ただし、それが誰かは分からない…
不吉な予知能力を持つ母と暮らす娘の恐怖「葬式の夢」。
文通相手の家を内緒で訪ねてみると、そこは1年前の火事で更地になっていた。だが、家に帰ると新しい手紙が…「文通友達」。
死産を受け入れられず幻の子供を育てるようになってしまった妻。やがて夫は真実に気づく…「妻」。
ほか、最恐の百話を第百話からカウントダウン! 読むほどに怖くなる呪式、あなたはどこまで読破できますか?

百物語をおこなうと心霊を呼び寄せる、というのはオカルト好きな方の間では有名ですが、第百話から第一話に向けて読んでいく、という”サカサノロイ”はあまり聞いたことのない言葉だけに不気味で興味をそそります。

投稿者の1人、木全伸治さんからのメッセージ

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仕事が忙しくて脳卒中で倒れ、一命はとりとめたものの左半身に軽いマヒという後遺症をおい、両手を使ってパソコンを扱えなくなったので、のんびりと自分のペースで自由に作品を投稿できるエブリスタに投稿をはじめ、短い楽な文量で応募できるコンテストだったので、応募しました。
以前、忙しくしていた仕事のエロゲーのシナリオ作製は、とても文章力が必要とされます。逆に小説に生かせないような文章力では、エロゲーのライターは無理です。
きちんと書籍という商品になっている現物の見本を開いて、自分の作品の掲載されているページを見て「おお、やった」と感動しました。
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プロの小説家や漫画家は毎日机に向かって原稿を書き続けるため精神的にも肉体的にも相当ハードといわれています。ゲームのシナリオライターも同様に大変な仕事でしょう。
木全さん、受賞おめでとうございます!お身体を大事にしてくださいね。
プロの小説家を目指してなくても自分も小説を書いてみようかな、という方は是非エブリスタをまめにチェックしてコンテストに参加してみてはいかがでしょうか?

ホラー作品は夏の時期のもの、というイメージがありますが、良質なホラーは季節に関係なく怖くて面白いもの。本作品の読者となってサカサノロイの呪法を解いてみませんか……?

木全伸治さんの作品が2本入っている「百物語サカサノロイ」を読みたい方はAmazonで購入を!

「百物語サカサノロイ」[リンク]

(画像 エブリスタ)(文責 マツダ草介 木全伸治)

糖尿病など厄介な病気を抱える新米WEBライター。静岡在住。 本業の労働のかたわら、ネットのあちこちに文章を書き散らす日々。 サブカルチャー、オタクカルチャー界隈のゲームや同人音楽を研究中。 「つまらない時代に面白い人が面白いことをやっているので取材して記事にする」がモットー。

Twitter: soosuke_m