日本の独特な文化に憧れて、茶道や仏教の道に進むという話はちょくちょく聞きますし、そうした人達のほうが純日本人として国内でなんとなーく生活してきたせっちゃん姫なんかよりもよっぽど和文化の魅力を感じているんじゃないかと思うことがあります。
岐阜県飛騨市の酒蔵「渡辺酒造店」に訪れたアメリカ人のコディさんもその一人だったのではないでしょうか。
“岐阜県飛騨市の小さな酒蔵で醸した日本酒をアメリカ大統領に召し上がっていただく”という夢を抱いて蔵人となったコディさんが、入社10年の節目に初めてリーダーとしてつくった日本酒「Cody’s Sake Junmai Ginjo」。このお酒が2018年2月1日に開催された「第58回 全国推奨観光土産品審査会」のグローバル部門で特別審査優秀賞を受賞しました。
2017年にはロサンゼルスのワイン・コンペティションで金賞&ベストオブクラスをダブル受賞しており、日本だけでなく、海外でも通用する日本酒として高い評価を受けているようです。
■Cody’s Sake Junmai Ginjo
分類 :純米吟醸酒
精米歩合 :55%
アルコール分 :15%
使用米 :ひだほまれ
内容量 :720ML
小売価格 :2,000円(税別)
ラベルデザインは、アメリカ国旗さながらの紅白のボーダーラインの上に、カタカナで「コディー」と彫られたコディさんの実印がレイアウトされており、日本とアメリカとを融合させるイメージとなっています。渡辺酒造店の通販サイトでも購入することができ、そちらには「独特な香りの中に広がる米の甘みと存在感、質感を合わせ持っています。魅力的で何度も飲みたくなる、酸味の少ない優しい味わいです。ハンバーガーやソーセージ、フライドチキンなどの肉料理にもよく合います。」との紹介文が添えられています。
日本酒と言えばお刺身やおでんなど和食と合わせることにばかり目がいきがちですが、飲みくちや味わいによってはこってりとして味付けのしっかりしている肉料理にも合うのかもしれないのだなと再確認。飛騨の郷土料理「朴葉焼き」にも牛肉が入っていたり濃い目の味付けになっていることを考えると、アメリカ人のコディさんが初めて飲んだ時に美味しいと感じられたのもうなずける気がします。
上手く想像できるほど経験値が足りていないので、ハンバーガーと日本酒とのマリアージュが気になって仕方ないせっちゃん姫でした。