寒波に見舞われた日本列島。路面凍結で転倒事故も多発しました。路面が凍結していなくとも、高齢者には常に転倒事故のリスクが伴います。高齢化が世界一進んでいる日本ですが、東京消防庁が2016年に公表した調査では、交通事故以外で救急搬送された高齢者の「8割が転ぶ事故」だったそうです。
フランスのHelite社は、高齢者を転倒事故から守るウェアラブルエアバッグ、『Hip’Air』の事前予約を2018年春に開始すると発表しました。価格は650ユーロ(約8万7000円)。
Hip’Air the first wearable airbag hip protector by Helite(YouTube)
https://youtu.be/jmEa1PXysmA
ウエストポーチのような見た目の『Hip’Air』は腰に装着する重さ1キロのベルト状のエアバッグで、ウェスト別に4種類のサイズが選べます。リチャージャブルバッテリー内蔵で、1度の充電で15日間使用可能。高齢者の転倒事故防止という面での最大の特徴は、『Hip’Air』装着者のモーション解析をして0.2秒以内に転倒を予測、左右2つのエアバッグを0.08秒で膨らませ衝撃を吸収することができるという点です。
価格がネックにはなってきそうですが、日本でも介護施設などが転倒事故防止目的で導入を検討するかもしれませんね。
※画像:
http://www.hip-air.com/en/pictures-gallery/
※ソース:
http://www.hip-air.com/en/wp-content/uploads/sites/2/2017/04/HipAir-DossierPresse-EN.compressed-1.pdf
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/201509/kkhansoudeta.html