「世界一やっちゃいけない」 映画『猿の惑星』のタブーを犯したDVDパッケージが話題に

イラストレーターとおぼしき『Twitter』ユーザーによる

「世界一やっちゃいけない DVDのパッケージ!!」

というつぶやきが話題を読んでいる。

男性が荒野に埋もれた自由の女神像を前にうなだれている件のパッケージは映画『猿の惑星』(1968年)の2005年日本版DVDのもの。

『猿の惑星』と言えばフランスの大作家ピエール・ブールの同名の小説が原作のヒット作。

文明社会や戦争に対するアンチテーゼと主役、チャールトン・へストンの好演により1960年代を代表する名作として多くの人に記憶された。

そしてこのパッケージに描かれたシーンこそが、猿が人間を支配する惑星に不時着した宇宙飛行士が、紆余曲折の末にその惑星こそが戦争によって人間文明が崩壊した未来の地球だったということを悟る有名すぎるラストシーンなのだ。

推理小説に置き換えれば、犯人の名前が表紙に書いてあるくらいの暴挙と言えよう。

いくら有名なシーンだからと言って、初めて観る若い人もいるのだからパッケージを手にした時点でオチがわかってしまうのはいかがなものか

というこのつぶやきに対して現在’1月13日11時)のところ

「普段、若い人たちと接していない、若者文化を理解して居ない人たちの象徴ですね。皆が見て、結末知っていると思ってるだろうけど、今の30代以下の人は、猿の惑星も、2001年も、全く見たこと無い人がほとんどですから、それを想像出来ない、ということは、クリエーター失格です。」

「結末がわからないと観ない人を無視できないんでしょうね。わたしはこのパッケージやだけど。」

「(1977年公開『幸福の黄色いハンカチ』のポスターの例を挙げ)同じような思いっきりネタバレポスター。山田洋次監督は、映画はオチが大事なんじなんじゃないんだ、そこまでのドラマが重要だというようなことを言っていました。それを聞いて以来、ネタバレを気にしなくなりました。猿の惑星やミステリーはちょっと違うかもだけど。」

などさまざまな角度から20件以上のコメントが寄せられている。

映画DVDの場合、パッケージデザインは商品としても芸術作品としても重要な要素だが、デザインに対して映画ファンがどういった感想を持つのか、どういったデザインがより売れるのかというところまで考えると、たしかに一概には断定しづらい。

読者諸兄はどうお考えになるだろうか。

※画像は『Twitter』から引用しました
https://twitter.com/ukatujyu/status/951140482259677185 [リンク]

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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