澤田が高校生の頃、フードファイトというものが流行った。
今の若い子は知らないかな? 要は大食いだ。ベラボーな量の食事を、とにかく食べまくる。今はそれが下品で危険だからってんでテレビ局も自粛するようになったんだけど、あの当時の日本は不景気の極みのような状態だったからね。そういう時は安くてアルコール度数の高い酒が売れるし、メシも「質より量」が追求されるんだ。
ついでに言うと、日本以外の国のフードファイターは「ジャンクフードをたくさん食べる人」という世間の認識で、彼らがフードレポーターのような仕事をすることはまずない。うまいものを作ってそれをナイフとフォークで食べる仕事は、ジェイミー・オリバーあたりに任せておけばいい。
ただひたすら食いまくる。それがフードファイターたる所以だ。
2万カロリーを1時間で
それを前置きした上で、本題に入りましょ。
今回ご紹介するのは、世界的フードファイターのマット・ストーニー。まだ25歳なんだって。
この兄ちゃん、YouTubeでは300万人以上の登録者を抱えている人気者。まずは下の動画をご覧いただきたい。チキンだのピザだのチップスだのバーガーだのコーラだの、合計2万カロリー分のジャンクフードを1時間で完食するという動画だ。
時が進むに従って、マットの目がだんだんと変化していく。最後のほうなんか目が虚ろだもんね。てか、大丈夫かよこの兄ちゃん? 完食できたはいいけれど、案の定苦しそうじゃねえか。
いやまあ、すごいっつーことは認めるけどさ。
チップスアホイ×牛乳の高カロリーコンビネーション
マットの挑戦は続く。
次の動画は、日本でも有名なスナック菓子チップスアホイの爆食。203枚のチップスアホイと牛乳、合計1万2800カロリーを一気に流し込む。
ぐえ〜っ、マジか!? 澤田はあまり胃が強くなく、しかも根っからの牛乳嫌いだから動画見てるだけで吐きそう……エレエレエレエレエレッ!
けれどマットは何事もなくチップスアホイと牛乳を胃に放り込む。2万カロリー分のジャンクフードを1時間で完食したんだから、チップスアホイなんて大したことないんだろう。30分足らずでボールが空になってしまった。
日本で巨大天丼を喰らう
そんでもってこのマット、来日経験がある。
目的はもちろん、大食い。都内のオリンピックに行っておひつとご飯と惣菜を買い込み、ホテルの部屋で超巨大天丼をこしらえる。で、それをやっぱり30分弱で食べ終える。
いや、大したもんだ。これからもこんな感じで、世界大食いツアーみたいなことをするのだろうか。
ただやっぱり、澤田としてはマットの健康がすっごく心配だ。余計なお世話かもしれないけど、30代になったら内臓ってめっきり衰えていくからね。フードファイターもアスリートと一緒で、加齢とともに食べられなくなっていくんじゃないだろうか。
それともうひとつ、人間ドックには行っといたほうがいいぞマット。
【参考・動画】
20,000 Calorie Superbowl Challenge (Wings, Doritos, Pizza…)-YouTube[リンク]
203 Chips Ahoy Challenge (12,800 Calories)-YouTube[リンク]
GIANT Tempura Don Challenge | Tokyo (非常に大きい天丼食いチャレンジ)-YouTube[リンク]