映画『ベスト・キッド』が30年以上の時を経て『YouTube Red』で復活 ついでに主役を演じたラルフ・マッチオまで復活

「ダニエルさん」「ミスターミヤーギ」、この二言でピンときた方、40代以上確定ですね。これは、1984年~94年までに4作が公開された映画『ベスト・キッド』シリーズで、1~3作目までの主人公ダニエルと、日系アメリカ人の空手の達人ミヤギがお互いを呼び合う時のセリフです。2010年には1作目のリメイクとして、主人公にウィル・スミスの息子であるジェイデン・スミス、師匠役にジャッキー・チェンというコンビを起用して公開されました。

ベスト・キッド – 予告編(YouTube)
https://youtu.be/uqswl_vQiN8

その『ベスト・キッド』ですが、8月4日付けのThe Hollywood Reporter(以下、同紙)が、2018年に『YouTube Red』(有料サービス)で『ベスト・キッド』の続編にあたる30分番組が全10回に渡り放送されるという独占記事を配信しました。同紙によると、キャストの方は1~3作目までの主人公ダニエル・ラルーソー役を演じたラルフ・マッチオと、1作目でダニエルの宿敵ジョニー・ロレンス役を演じたウィリアム・ザブカが出演するとのこと。番組タイトルは『Cobra Kai(コブラ会)』で、1作目から30年後が舞台となっており、コブラ会道場を再開したジョニーと成功者となったダニエルが再度相まみえるという内容。

制作は2010年のリメイク版も手掛けたウィル・スミスのオーバーブルック・エンターテインメントとなっています。配信権獲得競争にはNetflix、Amazon、Huluなども名を連ねていたと報じられています。ラルフ・マッチオとウィリアム・ザブカ以外のキャストはどういった面々になるのか、日本での視聴可否や料金などについての情報は明らかになっていません。

映画の都ハリウッドではここしばらく続編及びリメイク作品のブームが続いています。最近DVDで見た『マグニフィセント・セブン』は、黒澤明監督の『七人の侍』をリメイクした『荒野の七人』のリメイク作品ですし、今後劇場公開が予定されている『トップガン』や『ブレードランナー』もリメイク作品となっています。『YouTube Red』版の『ベスト・キッド』もその流れの一環なんでしょうね。一昔前にブームとなったけど今は“休眠中のコンテンツ”を再生するというビジネスモデルは映画以外でも当てはまりそうです。

※画像とソース:
http://www.hollywoodreporter.com/live-feed/karate-kid-tv-sequel-starring-ralph-macchio-william-zabka-a-go-at-youtube-red-1014453
http://www.hollywoodreporter.com/live-feed/karate-kid-youtube-series-ralph-macchio-william-zabka-offer-details-1026965

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