最低注文量以上であれば1グラム単位でステーキを食べることができるご存知『いきなり!ステーキ』。
最近は肉食系でなくても女子も目立つ同店をいきなり取材してみた。
まず紹介したいのは同店を運営するペッパーフードサービス広報担当の小林未佳さん。
いきなりで大変恐縮だが、彼女はその世界では名の知れた一流のピアニストである。数曲弾いてもらったのでその美しい音色からお聞きいただこう。ソース音源は2チャンネル96kHz・24ビットでサンプリングしたハイレゾなので、再エンコードされているとはいえ、かなり良い音でお聞きいただけると思う。動画中には彼女のインタビューも収録してあるので合わせてご覧いただきたい。
■「いきなり!ピアノ」から「いきなり!ステーキ」
https://youtu.be/ApaKCFlcW5k
いかがだろうか。クラシック音楽を堪能していただけただろうか。ちなみに動画中のBGMおよび最後に流れるBGMは彼女が記者のために作曲してくれたオリジナル楽曲「息吹き」である。
さて、いよいよ彼女の案内で赤坂サカスへ向かった。
いきなり!ステーキ 赤坂サカス店
同店は赤坂サカスで行われている夏の食イベント「TBSデリシャカス2017」に8月末まで期間限定オープンしている特別な店舗だ。ここでしか食べることができない「グレート!ヒレステーキ」を食べてみた。
期間限定の臨時店舗とはいえ、店内の調理施設をはじめとする中身は市中の店舗と同じ。
店員が忙しく動きテキパキとステーキを焼き、配膳する。
では、300グラムの特別メニューを動画でご覧いただこう。
■いきなり!ステーキ @赤坂サカス
https://youtu.be/Cctn-Rja0PE
台本なしのいきなり撮影だったので、小林さんが値段をスマホであわてて計算するのはご愛敬。記者もテレビとは違って撮り直しはしないのでこれで良しとする。
やってきた300グラムステーキの感想は「でかい・厚い・高そう!」であった。
切ってみると、すっとナイフが入り確かに柔らかい。レア牛肉の赤身がまぶしい。
ところで、記者はこんなでかいステーキを食べたことがほとんどないので、普通の肉を食べる感覚で切って口に運んだら大きすぎてのどに詰まらせそうになった。しかし、飲み込む動作をしたところ、アニメの世界ではないがのどが「ゴクリ」となって食道が盛り上がり、肉の塊は胃袋へ直行。真似をしてほしいわけでは決してないが、このハプニングからも肉質が柔らかくて弾力に富んでいることが分かった。
いきなり!ステーキ 神谷町店
次に向かったのは、赤坂からさほど遠くない神谷町店だ。今度は全国の店舗であればどこにでもある通常のメニューを食べようと考えた。
ステーキや香辛料の香りが店内を漂い、食欲を一層かきたてる。
記者が選んだ肉はまたまた300グラム。それにしてもヒレでもないのに、この厚さはおかしいと思われるかもしれない。まさか取材のためのイカサマか。
そんなことはない。正確には307グラムだ。そのカラクリと計量、グリルまでを動画でご覧いただこう。これを見れば、店内には掲示はあるけれども気が付かなかった秘密が見えてくる。
■いきなり!ステーキ @神谷町店
https://youtu.be/OtPODs6j-rI
お分かりいただけただろうか。600グラムから300グラムを切り出すことで、この分厚さが実現しているのだ。切り方指定の参考にしていただきたい。
追加オーダーしたレギュラーサイズサラダ。何の変哲もない生野菜のサラダだが、ここに置いてあるドレッシングが美味いので特に紹介したい。オニオンをベースとして作られた「いきなり!ドレッシング 玉ねぎドレッシング味」をかけてみたが、いくらでも野菜が食べられるような気がして、野菜が不足しがちな現代人にはピッタリのドレッシングだろう。
撮影のために大部分にソースをかけて食べたが、記者のお勧めはズバリ「塩」のみだ。
レアがお勧めという同店のステーキは、生に近い状態で食べることを勧めるほど鮮度には自信あり。であれば、素材の味を引き出すのは塩しかない。
ということで、最後は塩だけでいただいた。リブロースなのでスジは確かにある。しかし決して多くはなく、記者が食べた部位で数えたところ大きなスジはたった3本だけだった。しかもナイフで簡単に切れる程度のものだったので、気にするほどではない。
おそらくこの分量をステーキハウスで食べると万単位とまではいわないが、場所によってはそれくらい行くと思われる。それがこの値段ならば、納得の価格といえるだろう。
暑い夏はバテて汗をかき体力も消耗しがち。血や肉となるステーキを思う存分食して、体力を増進させてはいかがだろうか。
※写真・動画はすべて記者撮影・収録