香里園の熊猫軒(ぱんだけん)の麻婆豆腐はウマすぎ注意!

中華の定番、麻婆豆腐。レトルトも良いけど、本格的なのも食べたいですよね?と言うと、「辛いの苦手!」という人も多いのでは?そんな人にオススメの麻婆豆腐が今回紹介する熊猫軒(ぱんだけん)の麻婆豆腐。騙されたと思って食べてみて下さい。新しい価値観が誕生するかも?

地元では知られた名店

今回紹介する熊猫軒があるのは、大阪と京都をつなぐ京阪電車の香里園(こうりえん)駅。駅の改札を抜け、駅の東口を出て、坂を少々上った場所にお店があります。

お店の外観がコチラ。赤い壁に熊猫軒の額が特徴的。パンダ軒と言いながらも、お店はあまりパンダパンダしていません。店内はシックな雰囲気。念のためにお店に入る前にメニューをチェック。

この一番上のランチに書かれている麻婆豆腐がお目当ての品!

最初っからクライマックス状態

ランチを注文すると、まず前菜とサラダ、一品、ライスが運ばれてきます。

透明なお皿に盛られたサラダはミョウガ、前菜のクラゲの和え物はグレープフルーツがそれぞれ特徴的。この時点でかなり美味しく、期待以上!

次に一品の唐揚げ。これも美味しい。スパイシーなワイルド系が、幅を利かせたというタイプではなく、ジューシーで柔らかでなおかつ上品という逸品。

マスターの説明によると、お肉をプーアル茶に一日、根菜に一日漬け込んであるという、手間とこだわりの品で、メニューを見ると、単品でのオーダーも可能。

サラダ、前菜、一品の時点で、気付くとライスは半分くらい。するとマスターから「お代わり自由ですよ」の声。これはヤバい(笑)

真打の麻婆豆腐登場

ほどよく幸せを感じていると、中華山椒が入ったミルがお供に従え、麻婆豆腐が音を立てて登場。小鍋での提供スタイルで、グラグラのグツグツ!

マスター曰く「小皿に麻婆豆腐を取って、ミルで10回山椒を挽いて食べて下さい」とのこと。

言われた通りにやってみる。「1~2~3~4~5~」手回しのミルってガリガリやるのは、やっぱり楽しい(笑)

で、食べる。美味い!

濃厚なコクに肉の旨味がたっぷり、そこに山椒の痺れる感じ。やっぱり麻婆豆腐はこうでないと!当然、ライスとの相性も抜群。
小皿に取り分け→ミルでガリガリ→オンザライス→レンゲでパク→小皿に取り分け→…とループ。当然のお代わり、まさかの大盛でしたが、全然大丈夫でした(笑)

見た目は本格派で旨味も強烈。でも、この麻婆豆腐。実は、見た目のインパクトほど、辛くありません。

辛い物が苦手な四川料理屋さんのマスター

というのも、実は、こちらのお店のマスター。なんと辛い物が苦手!

以前、食べた麻婆豆腐の辛さと旨さのバランスに感銘を受け、自分でも研究を続けた結果に生まれた、ギリギリの絶妙バランス。「辛い物が苦手な人にこそ、この麻婆豆腐を食べてもらって、辛いけど美味しいという意味を知ってもらいたい」とのこと。

ちなみに小皿に分けてから山椒スタイルという現在のスタイルの前は、小鍋に山椒を入れていたそうですが、グラグラの状態に山椒を入れると香りが飛ぶので、今に至ったとのこと。やっぱり研究家。

熊猫軒では、麻婆豆腐以外にも、あえそばや四川担々麺も辛さと旨さの絶妙バランス。

2人以上で行く場合は、それぞれ別メニューを頼んで、シェアして食べるのがオススメです。食欲のなくなる夏の暑い日、体の芯から温かくなりたい冬の寒い日、どちらにもどうぞ。

パンダもいるよ

ちなみに、お店の奥にパンダ居ました。

ほかにも、暖簾と箸置きにもパンダ。

あと知人からもらったという、お店のミニチュアもディスプレイ。

店舗情報

店舗名熊猫軒(ぱんだけん)
住所:大阪府寝屋川市香里園本通町11-1
ジャンル:四川料理、油そば、ラーメン
電話番号:072-812-3345
料金:¥1,000~¥1,999
営業時間:11:30~14:30(LO14:00)
18:00~21:30(LO21:00)
※スープ・食材等無くなり次第、終了させていただきます。
定休日:火曜日・不定休
HP:http://www.synka.jp/panda123/

けいたろう

旅するグルメライターけいたろう。 主に京都と大阪を歩き回って旅とグルメの記事を書いてます。 ほかには関西の面白いイベントなどがあれば、 駆けつけてレポートも書きたいと考えております。

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