『海外旅行便利グッズ』と『海外の友達へのお土産』に最適なアイテムを記者がセレクト!

  by 古川 智規  Tags :  

海外旅行にもっていく荷物は概して多くなる。しかし旅慣れた人ほど荷物は少ないともいう。
現地調達できるものは日本から持って行かないのが基本だろう。
しかし、人によってはこだわりのアイテムもあるはずでそういうものは外せない。そのバランスが重要なのだろう。
そこで記者が海外旅行に持っていくと便利だろうと思われるアイテムをセレクトして実際に海外に行ってみた。
また、自分で使ってもいいし海外の友達に「メイドインジャパン」の優れたスーベニア(お土産)としても喜ばれる定番ではないアイテムもそろえてみたので、必要に応じて参考にしていただきたい。
今回の渡航先はフィリピン共和国のセブである。

意外と海外にはない耳かき!

個人的な嗜好(しこう)で恐縮だが、記者は耳かきが手放せない体質である。耳かきを二日間しないと気持ち悪くてつまようじの頭ででもやってしまうほどの耳かき好きである。
ところが、海外で日本のような耳かきをコンビニやスーパーで見かけたことがない。あるのかもしれないが、少なくとも記者は見たことがない。
そこで、メイドインジャパンの優れた耳かきを持って行った。
「ののじ」は元々が耳かきメーカーというこだわりの会社だ。様々なタイプの耳かきがそろっている。

持って行ったタイプは旅行にも便利なペンタイプで、収納すれば短くコンパクトになる優れもの。
金メッキ仕上げで外耳はもちろん内耳にも優しい、しかしごっそりかき出す強力な一本だ。

今回の取材でモデルをしてくれたのはセブ在住のヴァージリア・オー・アルフォロさん。
英語でのインタビューだが日本語に翻訳して紹介する。
「普段の耳の掃除はもっぱら綿棒です。こんなには使ったことがないです。気持ちいいですね。さすが日本って感じです(笑)」
値段も耳かきとしては若干高めだが、お土産としては手ごろなので自分用とお土産用に持って行くと喜ばれるだろう。かさばらないのもグッドだ。

飛行機やホテルでのいびき対策にはこれ!

男性はそんなに気にしないかもしれないが、女性のいびきは自分自身でかなり気になるらしい。当然だろう。
しかし、疲れた時にはどうしてもいびきはかいてしまうものだ。もっとも、睡眠時無呼吸症候群等の疾患であれば速やかに治療した方がよいが、そうでない場合は動物の生理現象として仕方がない面はある。
ただ疲労によるものであれば睡眠時であっても鼻で呼吸をすればよいのだが、寝ている間は意識がないのでわからない。
そこでこの絆創膏(ばんそうこう)のようなシール「ののじ鼻トレ絆」。

薄いシール状のものが24枚入ったパッケージは薄くてポケットにも入る。まったく荷物にならない。

テスト用のパッチもついているので、肌との相性を確かめて使用することができるのが女性にはうれしい。
「疲れた時はやはりかきますね。私はドミトリーに住んでいますので、こういうのがあるといいですね。もちろんフィリピンにはありません(笑)」
都市部に住む若い人は、ほとんどがドミトリーで共同生活というケースが多い。
旅行者であれば、友達とホテルの部屋をシェアするケースや航空機内で眠るケース等に役に立つのではないだろうか。

お口をリセットして現地の料理を堪能する!

オーラルケアというほど大げさではないにしろ、旅行中はついつい食べ過ぎになりがち。
特徴のある海外の料理は味やにおいのきついケースもしばしば。
アース製薬のおなじみ「モンダミン」。
この春に発売された「モンダミン プレミアムケア センシティブ」の380ミリリットル入りを持って行った。
同商品には700,1080ミリリットル入りの大きなサイズもあるが、さすがに1リットルを超えるものを海外に持って行くわけにもいかないので、一番小さいものにした。
余談だが、1080ミリリットル入りの現物を見た時に記者は引いてしまった。それほどでかいということだ。
ちなみに、国際線は100ミリリットルを超える液体の持ち込みはできないので、かならず預託手荷物の中に入れること。

さて、この手の商品はそれこそ現地調達できるのではないのか?その通りである。写真の通りスーパーに行けば様々な洗口液を売っている。何も日本から持って行くことはない。
ただし経験上、海外で売られている洗口液は強烈な刺激といつまでも口に残る味があるのが特徴だ。もちろん、そういう目的なのでそれはそれで商品としては当然だろう。
旅行者にとっては薬用効果よりも、次々に現れる現地の料理を思いっきり楽しみたいので、口をリセットしたいという目的の方が強い気がする。

この商品はノンアルコールタイプで刺激は少ないが、プレミアムミントのひんやりとした清涼感が続くという特徴があるのでセレクトしてみた。
セブ市内のスーパーマーケットで市場調査をしたところ、ノンアコールタイプは1商品しかなかった。

フィリピン料理には強いにおいのするものはあまりないが、味付けは濃いものが多い。
辛いものもほとんどなく、甘いか塩辛いかのどちらかだ。
記者が食べたのはセブの名物である豚の丸焼き「レチョン」と、英語でハンギングライスというココナツの葉でくるんだおにぎりのような「プソ」。
食事の後はお口をリセットして次の料理へいざ出陣といきたい。

お土産にも最適な「お面あいますく」

ノルコーポレーションの「変身できるお面あいますく」は、その名の通りのアイマスクだ。
航空機内ではアイマスクを装着してぐっすり眠る人をよく見かける。
記者は図太い方なので、明るかろうがうるさかろうが寝てしまえば全く気にならない体質なのだが、気になる方には必需品だろう。

デザインは写真の通り日本的なもので、お土産としても海外では喜ばれるだろう。アイマスクとしてではなくそのまま日本のお面として使用されるかもしれない。

アイマスクとは言え、顔の約半分を覆う大きさなので実用性はもちろん、材質も柔らかなフエルト状のものだったので肌触りも抜群だ。
自分で使用するか、お土産にするか迷うアイテムだ。

女性に必修のスキンケアは一本で済ませる!

記者は男性なので化粧もしないし、顔を洗えばそれで終わりだが、女性はそうもいかない。
化粧を落とした後のケアが重要なんだそうだ。そのために荷物が増えるということも少なくないはず。
そこで、それらを1本で済ませる「メディプラスゲル」で万全の態勢で横着したい。

サイズはミニサイズとレギュラーサイズの2種類。今回は旅行に最適なミニサイズを持って行った。
なお、メーカーによると女性に限らないユニセックス商品なので男性や子供にも使用可能だということだ。
ミニサイズは50ミリリットル入りなので、密閉袋に入れれば機内持ち込みができる。

赤道直下ではないにしろ、北緯10度のセブは日差しが強い。日本を北緯35度すると北緯10度のセブは日本から約2700キロメートル南に位置し、東京からの直線距離で3253.1キロメートルになる。取材した5月末でも日の出とともに気温は摂氏30度に達する。日中は32度だ。日向と日陰とでは体感温度が著しく異なるほど直射日光はつらい。
かといって外に出なければ、観光もクソもない。

化粧水、美容液、乳液、クリームがオールインワンになった本品であれば、面倒なことはなく安心して横着できるだろう。
意識の高い男性も問題なく使用できる手軽さなので、日焼けや乾燥対策にも一役買いそうだ。

ドライヤーがあるのは高級ホテルだけ

女性はドライヤーの問題もあるのかもしれない。記者は面倒なので普段はドライヤーは使用しないが、女性はそうもいかないだろう。
ただし、ドライヤーが部屋に備え付けられているのは高級ホテルだけと思って間違いない。
テスコムの「プロテクトイオンヘアードライヤー」はマルチボルテージ対応の変換プラグ付きのワールドワイドドライヤーだ。

もちろんメイドインジャパンで、AC100-240の複電圧対応の本品は、人気のマイナスイオン放出機能はもちろんのことプラスイオンも同時に放出して静電気を抑止する。

クール機能の他に、外気を取り込みながら風の温度が上がりすぎないような機能を備えたフードも付属する。

プラグを抜くためのレバーも装着されており、コードに負担をかけずに長く愛用することができる設計となっている。
ドライヤーを持って行くのは確かにかさばるが、こだわりのあるおしゃれな女性には苦にならない大きさと質量なので検討する価値はあるだろう。

街歩きはこれしかない!安全機能も備えたこだわりの日本製

最後に紹介するのは街歩きのカバンだ。2種類紹介する。
リュック型のカバンは両手が使えるので便利だ。しかし、なで肩が多い日本人はずり落ちてしまうので困ったものだという声も多い。かくいう記者もなで肩だと思う。そこで、背中の部分をクロスさせた肩ひもでずり落ちない機構にしたのがこれ。
そして、すぐに取り出す必要のあるスマホやコンパクトカメラ等を収納する小型のポーチを紹介する。

これらを作るのは、ヤマト屋という日本製の技術にこだわったメーカー。
見たところ、縫製も材質も少々乱暴に扱ってもびくともしないしっかりしたもの。

安全面にも気を配り、ファスナーロックや中身が落ちないフード付きのポケット、隠し収納がある底板等、まさに海外旅行のためにあると言っても過言ではないリュックだ。

ホールドアップによる強盗は為す術がないにしても、スリが多いのもフィリピン。ファスナーはそっと開けられ、ポケットに手を突っ込まれ、猛者はカバンをナイフで切って中身を失敬する手口まで様々だ。
ファスナーロックがあるので、容易に開けることはできず、ポケットはフードがついているのでこれまた容易に手を突っ込まれることはない、さらに、表面の素材は合成皮革にポリカーボネート被膜をかぶせてあるので簡単には切れないばかりか、スコールもへっちゃらだ。
ポリカーボネートはスーツケースや航空機の窓等に使用される強じん素材だ。もちろん、膜として張ってあるので防弾でも防刃でもないが、普通の化学繊維よりも強いという意味だ。

一方、ポーチの方はたすき掛けにして体に斜めに掛けると安心して持ち歩ける収納アイテムだ。

撮影のために、記者の私物を無理やり詰めるだけ詰めてみた。

実はこれだけ入っている。
長財布、小銭入れ、ミラーレス一眼レフカメラ、iPadミニ+キーボードケース、モバイルバッテリー(英語ではパワーバンクという)、ケーブル各種、ステレオイヤホンマイク(英語ではヘッドセットという)。
さすがにこれだけ詰めて街を出歩くことはないが、容量は大きいということを理解していただければと思う。

背中に当たる部分はメッシュ加工なので、暑いセブでも大丈夫のようだ。
どちらもユニセックスで、サイズも色も各種あるので好みで選ぶことができる。

サイドポケットにはボトルケースにもなるので、ペットボトル(英語ではプラスチックボトルという)を突っ込んでおけば、水分補給も安心である。

いかがだろうか。
人によっては不要なものもあるかもしれないが、それぞれの旅のスタイルに合わせて、あるいは海外の友達の好みに合わせてセレクトするとよいだろう。
快適で安全な旅をお祈りする。Wish take care always on your trip!

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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