全ては『テグザー』から始まった…と意味深な出だしでスタートしましたがガジェ通をご覧になっている皆様はじめまして。秋葉原のレトロゲームショップで店長をやっているエクイテス駒林と申します。一番よく遊ぶ『テグザー』はMSX版です。
今日はBEEP秋葉原店にて稼働しているアーケードゲームの紹介をしようと思います。
BEEPを彩る2台の筐体
BEEP秋葉原店内には2台の筐体が置いてあります。1台はセガのエアロシティ、もう1台は最近出た駄菓子屋感溢れる筐体のビデオゲームキッズです。ここで100円を取った所でどうせそんなにインカム(利益)は入らないだろうと判断しフリープレイで稼働させています。つまりBEEP秋葉原店に行けばタダでアーケードゲームが遊べちゃう、ステキ!
フリープレイ台だし「どうせなら普通のゲームセンターが入れない様なタイトルを入れよう」という考えの元選定されたゲームをご紹介します。
新世代のアダムはキミだ!バイオシューティング『エクスターミネーション』
『ザナドゥ』のBGM(弊社製作のサントラが出ているので是非)が流れる地下への階段を降り、ドアを開けると真っ先に目に入るのがこちらの『エクスターミネーション』です。
左右にあるインスト(操作法等を書いた紙)にはストーリーが書いてあるのでそのまま記載すると
西暦2026年、人類は自ら作り出した新造人間(ミュータント)によって滅亡の危機にさらされている。今こそ人類の存亡をかけて、囚われの女性を助け出しに行かねばならない。
新世代のアダムとイブになるために。
2026年となるとあともう10年切りましたね。ネオジオの『2020年スーパーベースボール』と並び世界はどうなってしまうのか、未来は僕らの手の中なのかとつい不安になってしまいます。プレイヤーはアダムとなり世界を変えなければならないのです。
ゲーム内容はアーケードゲーム『エクイテス』(1984年・アルファ電子)とPC-8801等で出た『ザ・スクリーマー』(1985年・マジカルズゥ)をタイトー風に味付けにしたら『エクスターミネーション』…と書いても非常に解りづらいので改めて説明します。
基本は地上と地下を行き来し上へ上へと進んでいくシューティングゲームです。画面にある障害物を破壊すると地下への階段が出る事があり、地下へ入るとパワーアップアイテムが拾えますのでこのパワーアップアイテムを糧に全8面を進んでいきます。またこの時代のシューティングゲームにしては珍しくライフ制を採用しているのが特徴の一つです。
ストーリーにもある通り新造人間(ミュータント)が人類の敵なので闘わねばなりません。ただデザインがあまりにもおぞましく、特にボスはその大きさと相成って印象深いです。バイオでグチャドロなデザインが好きなマニアの君たちはBEEP秋葉原へダッシュだ!
適当にやっても進めないと思いますのでアドバイスを何個か書いておきます。
・オプションの入手方法はちょっと特殊なのでインストをよく読もう
・100の位を7にしてから地下へ入ると恒久的に使える二丁拳銃が入手できる
・また100の位を4にするとアーマーが入手できる
『エクスターミネーション』を語る上で外せないのが1面のゲームミュージックです。クレジットを入れたら早速流れる音楽はビックリすること間違い無し!いかにも当時のタイトーらしい音色と禍々しいメロディは、この先登場するおぞましいミュータントとの闘いを感じます。最高!
BEEP秋葉原
営業時間
月曜~金曜17:00~21:00
土日祝日11:00~20:00
〒101-0021
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