人気の日本酒「獺祭」の蔵元・山口県の旭酒造は、直営店としては4店舗目、路面店は東京初となる「獺祭ストア 銀座」を銀座5丁目ミスパリビル1階に11/23(水)にオープンした。
内装は著名な建築家の隈研吾氏が担当。白を基調とした壁と隈氏の特徴ともいえる竹のルーバーが天井を飾る。
無駄を削ぎ落としたすっきりとした中にも和の凛とした美しさが感じられ、獺祭の持つ繊細かつ純度の高い味わいに通ずる趣き。
小売店などではその人気に売り切れることも多い同社製品だが。こちらでは「獺祭 磨き 二割三分」「獺祭 スパークリング」といった定番商品だけではなく、1本30000円を超える最高銘柄となる「獺祭 磨きその先へ」や限定商品なども広く取りそろえ販売する。
さらに有料の試飲やイベントなどの開催、酒粕や米粉を使った珍しい関連スイーツなども取り扱うというのでこれからが楽しみだ。
オープニングイベントのプレスデーであったこの日は、獺祭ライスミルクを使ったシュークリームも特別に振る舞われた。
獺祭ライスミルクは、精米で出てしまう米粉を再利用し作ったドリンクで乳成分は不使用。
口にすると、ふわっと炊いたばかりのお米のようなまろやかな香りが鼻先に届く上品なカスタードが魅力。
旭酒造はつい最近、4代目となる一宏氏が社長に就任。ニューヨークに駐在経験があり海外にも精通した氏に、別の機会にお話を伺った。
出店に銀座を選んだことについては、
「価値のあるものを知る人の集う街が銀座。外に開いた文化の発信地点でもあり世界へ向けた大事な市場。
日本酒市場が今賑わっているのは、おいしい日本酒があってこそ。原価、効率がよくなくとも私どもは挑戦し、よりいいものだけをお客様に届けたい。」と熱い思いがあふれる。
来春にはフランス・パリに有名星付きレストランと強力タッグを組んだ新店を進出するとのこと。
「獺祭」の見る夢はまだまだ尽きない。
>獺祭ストア 銀座
東京都中央区銀座五丁目10番2号
GINZA MISS PARIS 1階
03-6274-6420
月-日・祝 11:00-20:00
https://www.asahishuzo.ne.jp/barstore/ginza.html