コータロー&ザ・ビザールメン@下北沢CLUB Que

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ザ・コレクターズの古市コータローさんと加藤ひさしさんによるエレキバンド、コータロー&ザ・ビザールメンのライヴに行ってきました。

今年の2月にワンマンを見ましたが、今回は加藤さんがプロデュースしているFURSというモッズバンドの主催イヴェントでした。

このビザールメンというバンドは、60年代の日本楽器メーカーのテスコ製品のみを使用し当時のエレキサウンドを再現するという、とても素晴らしいコンセプトを持っています。
お揃いの赤いチョッキなどのコスチュームも加山雄三さんの「エレキの若大将」をしっかりコピーしています。

そんな彼らは今夜も『ブラック・サンド・ビーチ』からスタート。
エレキの夏にふさわしい若大将のナンバーです。
定番の『金髪のジェニー』、加藤さんによるオリジナル曲の『テスコの部屋』『5×5 午後しか逢えない彼女』という切ないブルース、巣鴨が舞台のラヴソング『引越しするなら』、コータローさんの歌う必殺曲の『伊達直人』、『千の風になって』のエレキインストバージョンなどをポッドキャストでもお馴染みの面白いMCを挟みながら次々に演奏してくれました。

以前聴いた時も思いましたが、本当にテスコの楽器の音は良くて、ペラペラながらも妙に温かい独特さが本当に心地良いのです。
リバーブとトレモロに心も体も気持ち良く揺れます。
加藤さんの歌詞もコレクターズの曲とは違い、半分冗談のようでありながらもうっかり胸がキュンとしまう内容です。

僕の大好きな若大将の『夜空の星』もコータローさんが歌ってくれて一時間弱のセットは終わりました。
なかなか他のバンドでは味わえない音と雰囲気を感じて大満足でした。
加藤さんとコータローさんのポッドキャストを聞き始めたり、「エレキの若大将」を見たせいもあって、以前より楽しむことができました。

そして主催のFURS。
モッズサウンドが大好きなのが伝わってくるライヴでした。
ルックスも良く、音も安定していて、楽しむことができました。
今、精力的に活動している純然なモッズバンドはそう多くはないだろうし、貴重なライヴを見ることができたと思います。
彼らは7月9日、60年代を代表する英国バンドのThe Zombiesの前座を務めるそうです。

そんなこんなで、またコレクターズのライヴに行きたくなってきました。

音楽が大好き。現役の社内失業者であり、その持て余した時間で物欲を溜めブログを書く。自称ゆるモッズ。ギターを弾いて歌うことが好き。趣味でドラム募集中のモッズ・バンドに在籍。並びにゆるいDJ経験もあり。

Twitter: modsmiley