それとなく秋葉原の食を制覇するガジェット通信の“秋葉原制覇”ですが、なんだかんだで半年くらいは続いている感じで御座います。
筆者(YELLOW)の昔の体型と今を考えると、それ以上の月日が流れたような気がして、色々と感慨深いモノがありますね……。
というわけで、そろそろネタ切れしても良さそうな予感ですが、あえて言おう!
「秋葉原なら、あと三年は闘える!」
……と。まあ、食レポは金も掛かるし時間も掛かるし面倒だし体重増えるし健康に気を遣うし大変なのですが、唯一の利点としては“ネタ切れは無い!”みたいなのはあります。
むしろ、利点はソレしかない可能性……あると思います。
基本は河豚と鰻な和食処『さんほれ』
というわけで、秋葉原に通って半年くらいの筆者です。なので、この『さんほれ』の存在は知っていたのですが、何気に“お安くはない予感”みたいなのがあったので、今まではスルーしていました。
だが、しかし!
ランチのメニューを見てみたら、筆者レベルの財布でもどうにかこうにかイケる気がしたので入店してみた次第です。
『かつ丼』(750円)を所望する!
もっとライトなメニューもあるのですが、やはり秋葉原制覇ではパワーメニューを推しているので、ココは一番ハイカロリーな『かつ丼』(750円)しか選択肢はありません。
店内は定食屋さんと言うよりは小料理屋さん的なハイソ感もありますが、特に変なプレッシャーはなく落ち着いて食事をする事が出来ます。
ボードのメニューも魚を中心に美味しそうな料理が揃っていて、特に鰻は値段も含めて“本物”な予感ですね。
とは言え、鰻は原価が高いのでこのくらいでも当たり前な気もしますし、刺身などもチェーン店よりは若干高い気もしますが、使う魚もコダワッテいると思うので正当な値段かと思われます。
『かつ丼』を食す!
整いました。
まさに和食を得意とする『さんほれ』ならではの『かつ丼』ではないでしょうか?
ちなみにカツ丼は蕎麦屋のカツ丼、ついで豚カツ屋さんのカツ丼と筆者の中でランク付けされていますが、今回はあえて“鰻屋”のタレに期待してみました。
言うまでもなくカツ丼のカエシと鰻のタレは別モノとしても、同じようにタレ的な何かを仕上げてカツ丼にインしてくると言う事では、もしかしたら鰻屋もイケるんじゃないかと思った次第です。
絶妙な火加減の卵がキテる!
割とこぢんまりしたビジュアルですが、玉葱の加減と卵のシズル感はなかなかではないでしょうか?
豚カツは比較的普通な感じですが、それを囲う“カツ丼ギュラー具材陣”の完成度は高いと思います。
ここら辺は鰻屋と言うよりは小料理、むしろ和食の技術の集大成だとは思うのですが、そこら辺の定食屋さんでは出せない味を出していますね。
まさに三位一体の旨さ極まる『さんほれ』のカツ丼
どこが飛び抜けているって感じではないのですが、豚カツ、玉葱、卵がベストバランスで仕上がっていて、それをまとめる出汁による一体感がキテますね。
そもそもが、カツ丼とは豚カツだけが美味しくても、その他の部分だけが美味しくてもイマイチでして、バランス感が大事なのです。
なので、例えばチェーン店の全体的にイマイチなカツ丼を食べたとしても、「まあ、こんなもんかな?」みたいなポジションに着地するのですが、豚カツの美味しさだけが突出していた場合、その他の部分が気になって集中出来ないモノなのです。
三つ葉をあしらった味噌汁も良し!
流石に和食を得意とする『さんほれ』だけに味噌汁も別格で御座います。
っていうか、このセットで750円ならリーズナブルと言っても過言ではなく、カツ丼マニアには是非とも食べて欲しいですね。
このような店が“昭和通り”の向こう側にはゴロゴロしているのですから、やはり秋葉原は昭和通りを渡ってからが本気ですね。
ご馳走様でした!
『さんほれ』 総評
ちょいちょいイイ感じの『さんほれ』ですが、まだまだ知られていないのでランチタイムでもスッと入れると思います。
土曜日も営業しているので、ランチタイムの定食であれば誰にでもワンチャンあるので、是非とも試して欲しいですね。
筆者もまだ『かつ丼』(750円)しか試していないのですが、その実力は十分に思い知らされました。『焼肉はせ川』の写真集がバカ売れしたら、その収入で次回は『さんほれ』の“鰻”を食べてみようと思います。
それでは、是非みなさんも『さんほれ』のランチを利用してみて下さい。きっと満足出来ると思いますよ。
『さんほれ』
住所:東京都千代田区神田佐久間町3-37-1 山茂登ビル1F
営業時間 11:30~14:00 17:30~22:30
定休日:日曜祝日