『シン・ゴジラ』を観に行ってきた。
先日、新宿で『シン・ゴジラ』を観てきました。
『シン・ゴジラ』、とても話題になっていますね。以前は(チヤホヤされてる作品は好きじゃない)と思っていたので、映画も小説も話題作は避けていたのですが、最近そういう偏見を捨てることができたおかげで楽しみがふえました。
でもやっぱりチヤホヤされすぎだと思う
とはいえ、やっぱりゴジラは少しチヤホヤされすぎだと感じています。
『TOHOシネマズ 新宿』では、こんな光景が。
ビル屋上にゴジラの模型。話題作だろうけど、ここまでやるか。
あーらびっくり。ゴジラだー(著者撮影)
さらに、撮影は控えましたが、館内ではゴジラにちなんだビッグサイズのポップコーンも販売されていました。話題作だろうけど、そこまでやるか。
ゴジラほどチヤホヤされていない映画を集めてみた
心のモヤモヤを解消すべく、ゴジラほどチヤホヤされていない上映中・近日公開映画を探し、とくに面白そうだった作品を集めてみました。
殿、利息でござる!
タイトルだけで観たくなった映画『殿、利息でござる!』。
公式サイト(http://tono-gozaru.jp/)
『映画の時間』というサイトで見つけましたが、サムネイルの時点ですでに異様な何かを放っていました。
映画の時間(http://movie.jorudan.co.jp/cinema/?page=2)
舞台は江戸時代。重い年貢に苦しめられている庶民たちが、知恵を絞った一策でお上から金をとり戻そうと奮闘するストーリー。その方法とは、お上を相手に金を貸し付け、利息を巻き上げるという奇想天外なものだった--
驚くのは予告編の最後にポッと現れる『実話』の一言。
笑いあり恋あり人情ありなハートフルコメディのようですが、実話……だとすると“ハッピーエンド”の保証はない?お上vs庶民の頭脳戦、その結末は。
上映情報はこちら。(『映画の時間』)
http://movie.jorudan.co.jp/cinema/29917/schedule/
いしぶみ
公式サイトのキャッチコピーを読んで観たくなった映画『いしぶみ』。
公式サイト(http://ishibumi.jp/)
原爆によって命を奪われた広島二中の生徒351人の最期を、資料や遺族への取材から判明している範囲で伝える朗読形式のドキュメンタリー。
1969年に製作された『碑』のリメイク作品として昨年8月に放送された『いしぶみ〜忘れない。あなたたちのことを〜』、それをさらに再編集し、劇場公開となったのが『いしぶみ』です。
製作したのは広島テレビで、企画者は広島二中の卒業生。さらに69・15年版とも語り手に広島出身の女優を起用というこだわりに、“あの日広島で何があったのかを伝えたい”という思いを感じました。
上映情報はこちら。(公式サイト)
http://ishibumi.jp/theaters.php
栄光のランナー/1936ベルリン
政治とスポーツの組み合わせが気になった映画『栄光のランナー/1936ベルリン』
公式サイト(http://eiko-runner-movie.jp/index.html)
実在したアメリカ人陸上選手の、1936年ベルリンオリンピックでの苦悩と栄光を描いた作品。
貧しい家族たちの期待を一身に背負い、スポーツにかけて人生を切り開こうとする、わたしなんかには目が潰れるくらい眩しい主人公。
なのに政治と人種差別問題が彼の前に立ちはだかります。オリンピックを利用しようとするヒトラー、そのヒトラーに反対するためオリンピックに出場しないよう主人公に申し出るアメリカ黒人地位向上委員会。
予告編にあった、主人公が白人のコーチに向けて言った「コーチにはわからない」というセリフが印象的でした。
上映情報はこちら(公式サイト)
http://eiko-runner-movie.jp/theaters.html
ニュースの真相
いかにもアメリカのキャリアウーマンな女性に「おっ、わたし好みのサスペンス!?」と引きつけられた映画『ニュースの真相』。
公式サイト(http://truth-movie.jp/)
大統領選ただ中の2014年9月、有名報道番組が現職大統領・ジョージ・W・ブッシュの軍歴詐称疑惑をすっぱ抜きます。
大スクープに沸く製作陣。ところが放送翌日、寝耳に水の誤報疑惑が巻き起こる--
12年前アメリカで起きた『21世紀最大のメディア不祥事』を映像化した作品。現実にあった騒動のため、結末はすでに決まっています。
ではどこが面白そう?というと、その過程。予告編冒頭の久米宏さんの言葉を使わせていただくなら“どうミスを冒し、どう玉砕したか”が見どころです。
上映情報はこちら(公式サイト)
http://truth-movie.jp/theater/
ミモザの島に消えた母
公式サイトのトップページを見たときは好みじゃないと思ったけど、あらすじを読んだら面白そうだった映画『ミモザの島に消えた母』
公式サイト(http://mimosa-movie.com/)
30年前、謎の死を遂げた母。今なおその死に納得できずにいた息子が真相を追うストーリー。
予告編から伝わってくるのは、上品なフランス映画の雰囲気とわずかなサスペンス風味です。しかし「真犯人は!」「トリックは!」というテイストではなく、主軸となるのは『家族の秘密』。
なぜ母の死について、父と祖母は口を閉ざすのか。母が亡くなったミモザ島を訪れた息子が知る、母のもう一つの顔とは。
あらすじを読んで一番気になったのは「でもなんで今更?」。実際に観て確かめたいです。
上映情報はこちら(公式サイト)
http://mimosa-movie.com/theaters/