日本でも親子ほど年の違うカップルが示し合わせたように一気に結婚されていますが、こちらアメリカではこのような年齢差が大きく開いたカップルはよくマスコミを賑わします。オーストラリア人から米国籍に帰化したメディア王と呼ばれるルパート・マードックは長年連れ添った妻を足蹴にするように離婚をし中国人妻をめとります。結婚当初、この妻はいかにも大陸から来た垢抜けない女性でしたが、見る見るうちに洗練されて今や女優の横に立っても引けをとらないくらいの貫禄です。
アメリカ人ではありませんが、オペラ界の重鎮、至宝だったパバロッティーも長年連れ添った妻と別れて自分の子供より若い女性と結婚しました。権力者、成功者と若い女性のカップルは欧米では結構あるようです。
英語で金持ちの年寄り狙いをGold diggerと呼びます。これは軽蔑を込めて形容される言葉です。Goldが金で、digは掘るとか、掘り起こす、掘り返すと言う意味で「金を掘り起こす人」が”Gold digger”ですから女性としては言われたくない言葉でしょう。
権力者、成功者が年の離れた女性と結婚する場合、男性が初婚のケースは少ないでしょう。だいたい不倫から結婚への移行で、法的に重婚は認められないので、最初の妻を切り離すとパターンです。
これらの年の差婚のシナリオはだいたい決まっていて、男性が金持ちである、それもうんとうんと金持ちである、知名度も高い。この条件が備えれば男性の顔も、頭髪の有無も、背丈も関係はありません。これらの条件に飛びつく女性は、ハングリー精神のあるタフな女性で、目的のためなら手段を選ばない猛者が多いはずです。
外野がとやかく言うことではないでしょうが、もし、もしもですよ、親以上に年の離れた男性が一般市民だったとしましょう、その場合これらの女性は結婚するかですよ。もし、いじわるなマスコミがそういう質問をすると「一般人でも結婚してた」と答えるでしょうね。こういう噓をイケシャーシャーと答えられる要素のある女性の罠にまんまと引っかかったのが年寄りたちなのですね。成功して名をあげても意外にコロっと囚われるものなのですね、女性の張った甘い罠に。
日本でもマスコミを賑わす年の差婚、日本の芸能人の方々の年の差婚はもっと純粋であると思いたいですよ。ですから若い奥様方は、大切な旦那様をいたわり、ちゃんと添い遂げ、喪主まで務め上げられたらそれは立派なことでしょう。しかし、もしそれが出来ないような若い若い妻ならば、Gold diggerと呼ばれても仕方ないですな。
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