今回取り上げるのは、ココナッツオイル。とはいっても化粧品ではない。
すでに発売されているので店頭で見たこともあるかもしれないが、グリコが販売するココスマートだ。
化粧品としてのブームはご存知かもしれないが、食用としてはバターの代わりにパンに塗るとか、コーヒーに入れて飲むとか、直接摂取するにはハードルが高い食品なのだろう。
ココナッツミルクやココナッツウォーターはあっても、ココナッツオイルのドリンクはほとんど見たことがない。
件のココナッツオイルが、美容やダイエットにどのように良いのかは、様々な研究があるので各自で興味のある分野を調べていただくとして、そもそも「オイル」を飲料として摂取するとはどういうことなのか、オイリーなのか、べたべたするのか、そのあたりの素朴な疑問を実際に飲んで確かめてみた。
まずは、ココスマート コーヒー。
300ミリリットル入りで税別170円。196キロカロリーということだ。
ココナッツオイル15グラムを乳化する技術で飲料にしたらしいので、べたつくことはないし脂っぽくもない。
ほんのり甘いコーヒーの味。
とはいえ、コーヒーは控えめなのでコーヒー牛乳とは違う。
その割には香り高いので、コーヒーの風味はよく立つ。
次は、ココスマート ココナッツミルク。199キロカロリー。
香りは甘いが、味は全く甘くないので、いわゆるココナッツミルクの印象とは違いさっぱりしている。
後味は牛乳のように残らないさらっとしたもので、だからと言ってオイルっぽくもない。
飲み口だけに限って言うと飲みやすいので、牛乳や豆乳が苦手の人にもおすすめ。
記者はこちらの方が好みだ。
もちろんこのまま飲むのが、気軽で飲みやすい方法だと言えるが、味そのものにクセがないのでアイデア次第で様々な飲み方ができるだろう。
なお、成人のココナッツオイル推奨目安は約30グラムだということなので、1本で約半分が摂取可能ということになる。
朝の一杯に良さそうなドリンクなので、一度試してみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影