![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2016/06/ClObvo4UgAEsklw-500x375.jpg)
一見何の変哲もないこのポテトチップ。つい手を伸ばしたくなるがこちらの動画を見てください。
木彫りのポテトチップスです
a carved wooden potato chip pic.twitter.com/ZMSAJBQjkR— 幸せな人 Seiji Kawasaki (@sawsnht) 2016年6月18日
なんと木彫りなのです。
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このポテトチップスを掘り出されたのは「幸せな人」こと川崎 誠二さん。
実際の製作過程はこのようになっています。
【木彫りのポテトチップスの作り方】
1.木を用意します
2.彫ります
3.細かく彫ります
4.色を塗って完成
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確かにその通りに制作されているのですが、才能を超越してもはやスタンドの域です。
おいしそうな木彫りたち
こちらのオシャンティなクロワッサンも……。
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木彫りでございます。
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こちらの煮干し、おいしそうですね。
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はい、木彫りでございます。
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この唐辛子にいたっては「手前は本物、奥は木彫り」とのことです。
見分けるためには波紋をコントロールする修行が必要です。
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きっかけは?
他にも餃子やオクラなど、たくさんの食品を木から彫り出している川崎さん。
製作のきっかけは『姪の夏休みの工作を手伝って、木彫りのトーストを作った』ことだったそう。それがこちらのトーストです。なんとそれまで特に木彫りをしていたわけではなかった、とのこと。トーストとともに才能が目覚めたというわけですね。
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これまでに製作された野菜やパンがこちらになります。
けして工場や畑ではなく木から彫り出された作品だとは信じられない食品そのものの造形。
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特に面白いのは流木からチョコを掘り出したこちらの作品です。
こんな流木が波打ち際にあったら童心に戻って砂がついてるのもかまわず貪りたい。
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川崎さんは「俺の作ってるもの、ある意味ファンアートなのかもな……私がポテチのファンなのは間違いない」とつぶやかれています。こんなにも器用なファンを得たポテチや食品群はなんと幸せなのでしょうか。もしかしたらフィギュアのような感覚なのかもしれませんね。
遊び心満載でありながら愛があふれる着眼点。木という素材のもたらす有機的な風情には懐かしくも新鮮で不思議な味わいが感じられます。3Dプリンタから人工心臓を作り出す研究がされているデジタルな時代に、ファンだからという理由で手間ひまかけて手で木からポテチを彫り出すって素敵ではないですか。必要なものは道具ではなく遊び心さえあればいいのです。あとは、そう…高度な技術力さえあれば。結論としては素人には無理です。
この「必然」と対極の「酔狂」な心意気を見習いたいものです。
幸せな人:川崎誠二さんの作品集
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