6月19日は父の日。
インターネット調査委会社マクロミルの調査によると、42.3パーセントの人が父の日を大切にしているという。
そして、父の日の贈り物のトップはお酒で32.2パーセント。
さらにお父さんが子供からもらうお酒として人気ナンバーワンだったのが53.2パーセントでビール。
あまりにも普通すぎて拍子抜けするが、季節的にもビールがいいのだろうか。
さて、今回紹介するのはヱビスビール。
パッと見は普通の6缶入りの缶ビール。
しかし、裏側には父の日のものであることが書かれている。
缶のデザインにはバラのような白い花の絵柄がある。
取り出してみると、花だけではなくネクタイのデザインも入れられている。
では、さっそく冷やして…と冷蔵庫へ直行。
そろそろ飲み頃かなぁ?と思って取り出してみると、冷蔵庫に入れた位置によってピンクに変色していたり、元の白い絵だったり。
実はこれ、概ね摂氏10度以下になると絵柄がピンクになる特殊なインキを使用している。
したがって、タンブラーにそそぐと冷たいビールが缶からなくなって室温にさらされて白い絵柄に戻ってしまう。
どうせプレゼントするなら美味しい飲み頃の温度で飲んでもらうのが「気持ち」というもの。
これぞ、日本のおもてなしの心が生んだ色で伝える感謝の気持ちなのかもしれない。
無言で伝えたくてもついつい色の変化について語りたくなり、会話も弾むという寸法だ。
ちなみに、中身は普段のヱビスビールそのものだが、想いと色の分だけ美味しくなったと信じよう。
※写真はすべて記者撮影