新婦は27歳、プリンストン大学卒業で、モデルでありデザイナーでもある。おじさんは前アメリカ大統領。名前の通りブッシュさんである。当然おじいさんも大統領を務めたブッシュさんである。大統領まで大物でなくても前大統領ブッシュさんの弟で、もうひとりのおじさんのブッシュさんはフロリダ州知事を務めた。ブッシュ、ブッシュが飛び交い頭の中が知恵の輪状態だが、いずれにせよ身内は大統領、州知事を歴任した人々のお家柄。
ローレン・ブッシュは知的な印象のモデルで、ガツガツしていない感じだった。アメリカ人にしては控え目で、そこに育ちの良さを感じたが、まさか昨年の9月に結婚しているとは知らなかった。ローレン・ブッシュがまだ10代の頃、ウイリアム王子と噂になったことがあった。イギリス王室もゴシップネタにされるので、ブリットニー・スペアーズとさえも噂になったことがあったが、これはあくまでゴシップの域だった。しかし、ローレン・ブッシュの時は本当に結婚するのなら、おとぎ話のようなカップルが誕生するのだろうと世間は思った。
当時10代のローレン・ブッシュはもう27歳になっていたのだ。そしてその結婚のお相手はかのラルフ・ローレンの子息のデビッド・ローレンである。これは久々にみる大物カップルの誕生だ。チェルシー・クリントンの結婚も話題になったが、チェルシー・クリントンの場合は父親が元大統領であり、母親は現国務長官。その一人娘の結婚と言うことで、チェルシー自身にスポットがあたるというより、あくまで両親の七光りの2倍絡みの注目度だった。
ラルフ・ローレンの子息はラルフ・ローレン社の上級副社長を務めており、結婚相手には困らなかっただろう、また結婚のアプローチをたくさんの女性から受けていた筈であろう。だいたい、こういうボンボンで顔もよければ言い方は悪いが、良くない女につかまるのもなのだが、子息のデビットも名門デューク大学を卒業しているだけあり申し分のない、いえ、この場合ローレン家が光栄を受けるような結婚になったと思う。
アメリカのビジネス業界はユダヤ人が牛耳っている。ラルフ・ローレンはLifshitzが元々の名前だったのだが、ユダヤを感じさせないローレンに改名したよう。ファッション業界や金融界はユダヤの力が大きい。チェルシー・クリントンの夫は金融界で活躍しているユダヤ人である。
頭が良く、働き者のユダヤ人が更にアメリカを動かせていくのだろうと、大物カップルの結婚写真を見てそう思った。
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