秋葉原を制覇するべく始まったガジェット通信の“秋葉原制覇”ですが、そこそこ順調に進んでいる模様!
いや、結構ディスってるんで微妙に記事的に不安な予感ですが、あえて言おう!
「美味しいモノは美味しい、美味しくないモノは(略」
食べ物というのは個人の嗜好による所が大きいので、筆者のレビューが万人にウケるとは思っていませんが、映画と同じように
「面白い映画は面白い、面白くな(略」
と、素直に批評するライターで在りたいと思う筆者(YELLOW)で御座います。
まあ、今更言わなくても賢明な読者の方々であれば、宣伝記事なのか違うのかは一目瞭然かと思いますが、ぶっちゃけどの店も褒めちぎってる人のレビューが参考になるのかって話ではないでしょうか?
逆に、筆者レベルの3流ライターですと店からマネーを貰って書くことなど皆無ですので、ほぼほぼヤリたい放題であるという事実もアピールしておきましょう。
つまり!
本当に秋葉原の美味しい店を知りたいのなら、この”秋葉原制覇”を読めば間違い無しで御座います。
秘密に包まれた『い志山』
「開発の激しい秋葉原の中心部よりも郊外の方が美味しい店がある」
との説を唱える筆者ですが、何気に根拠が無いわけではありません。
例えば“昭和通り”を渡ると、途端に秋葉原と言うよりは“下町”的な街並みも残っていて、チャキチャキの江戸っ子が飯を食うのに最適な店がゴロゴロしているのです。
そんな秋葉原マニアックな店のひとつが、この『い志山』で御座います。
何せ営業時間から定休日まで謎と言う、いかにも何かを秘めている予感がする筆者です。
古い自転車を使い続けている店は間違いない!
筆者の経験からして未だに古い自転車を大事に使い続けている店は、優良店である事が多いですね。
“古い道具を大事に使う心が美味しい料理を作る”とまでは言いませんが、商売道具でもある自転車すら満足に手入れ出来ない人間が、美味しい料理を作れる可能性は低めかと存じます。
つまり、店の前に現役で可動している古い自転車があったら、その店はチェックするべき店なので迷わずインして下さい。
カツカレーが美味しいらしい『い志山』
とは言え、さして秋葉原に昔から通っていたわけではない筆者は、この『い志山』の存在を知りませんでした。
いや、厳密には『青島食堂』や『フレンド』に食べに行く途中なので、微妙に気になってはいたのですが、軽くスルーしていた日々で御座います。
しかし!
筆者の大好物である“カツカレー”が美味しいとなると、これはチェックせざるを得ない案件かと存じます。
落ち着いた店内は、ちょっと高い定食屋さんの雰囲気ですが、メニューを見た限りは高いという程ではない予感です。
『カツカレー』を食す!
メニュー表には『カツカレー』は950円と書いてあったのですが、表のホワイトボードにあるように、ランチタイム(11:30~13:30)は850円でした。
実は筆者が秋葉原の外周を推すのは、このようなナイスサービスを展開している優良店が多いからでもあります。
そして『カツカレー』と御対面です。
まず、いわゆる定食屋さんのカレーにしては色が深く、なかなか美味しそうなグラフィックにモチベーションが上がります。
ボリューム感もあって、いかにもカツカレーらしい風貌は頼もしいですね。
「カレーが激ウマだ……と?」
基本、定食屋さんの『カツカレー』はボリュームありきのパワーフードで、ぶっちゃけカレーの美味しさはあまり求めていません。
むしろ、トンカツが薄かったりすると悲しい気持ちになるので、なんならチキンカツでもいいので、デカいカツをくれってのが本音で御座います。
ゆえに、まあ無難なカレーであればディスる事もなく、可もなく不可もなしって表現に落ち着くのですが、あえて言おう!
「い志山のカレー……めっちゃ旨いで」
神保町でカレーを食べ歩き、秋葉原でもカレーを食べ歩き、マレーシアでもカレーを食べる筆者が、定食屋さんのカレーで感激するとは本人もびっくりで御座います。
実に多くの野菜類を煮込んだ美味しさと、辛さに隠れた微妙な甘さがキテますね。
まさに味わい深いカレーでして、味の傾向としては神保町の“欧風カレー”を彷彿させるモノがあります。
いや、コレは下手なカレー専門店よりもカレーが美味しいんじゃないでしょうか?
『い志山』の揚げ物にハズレなし!
まあ、初めて『カツカレー』を食べただけの筆者ですが、この『い志山』の揚げ物スキルは、多くの揚げ物を食べてきた筆者から見てもマーベラスで御座います。
またひとつ、秋葉原でお気に入りの店が出来たと確信しました。
この『カツカレー』のトンカツの美味しさなら、極上メニューである『海老フライ定食』(特上海老)の2400円も、迷い無しでオーダー出来ますね。
心安まる”お新香”の美味しさ
さらに『い志山』の”お新香”の美味しさは特筆に値します。
冷や奴と味噌汁も抜群で、非常に満足度の高いランチとなりました。ご馳走様です。
『い志山』 総評
人によって『カツカレー』に求めるモノは違うと思いますが、多くの人はボリューム感やトンカツの美味しさに比重を置きます。
しかし!
この『い志山』の『カツカレー』はカレーが絶品過ぎるという罠で御座います。
しかも、トンカツも美味しいのですが”お新香”や味噌汁すら美味しいという異常事態です。
この完成度の高さは多く定食屋さんで『カツカレー』を食べて来た筆者にとっても、目から鱗が落ちる想いでした。
「カツカレーってカレーも大事なんだね」
みたいな初心に返るというか、改めてカレーの奥深さを思い知りました。
それでは、是非みなさんも本物の『カツカレー』を食べに『い志山』に訪れてみて下さい。きっと満足すると思いますよ。
『い志山』
住所:東京都千代田区神田佐久間町3-1-4