さりげなく町田市(やや東京都)にオープンした、物まね芸人ジーニー堤氏の店『ジーニーズ』(海賊バル)のプレオープンに招待された筆者は、約束通りオープン初日も訪れてみました。
無論、その目的は『ジーニーズ』のフードメニューを確かめる為であり、たとえプレオープンに無料で招待されたとは言え、それはそれコレはコレって事ですので、あえて言おう!
「無料で招待されたとしても記事は公正に書きますが、何か?」
通常、この手のイベントに招待された時は“提灯記事”を書いてシャンシャンが常識ですが、アウトローな筆者にその常識は通用しません。
プレオープンはTwitterからの招待客も有り!
町田に『ジーニーズ』がオープンする事は、事前に情報を得ていたのですが、さして正式な取材オファーも受けていない筆者で御座います。
「まちさが(町田、相模原)でオープンするのに声が掛からないだと?」
“まちさが”と言うローカル&マイナーな記事を徹底的に掘り下げた結果、編集部から
「秋葉原の記事以外、ほぼほぼ禁止!」
というお達しを受けたほどの筆者に、町田でオープンする新店から声が掛からないと言うのは納得出来ません。
というわけで、ジーニー堤氏が『Twitter』でフォロワーの中からプレオープンに招待するイベントに便乗し、さりげなく混ざって潜入してみました。
近藤春菜とディズニー物まねの覇者”ジーニー堤”
そんな感じで、さしてテレビを観ない筆者が芸能人であるジーニー堤氏の店に訪れる事になりました。
無論、招待を受けたからには事前リサーチが必要で御座います。それが人としての礼節でありマナーかと存じます。早速ネットで調べてみると
「近藤春菜とディズニー物まねが得意」
そもそもが。
100歩譲って近藤春菜は知っているとして、ディズニーランドに行った事がない筆者に笑える要素はあるのでしょうか?
どんだけクオリティーの高い物まねだとしても、元ネタを知らなければ何も起こらない予感です……。
事故を予測したので策を講じてみた
プレオープン当日、かなりの緊張を強いられていた筆者で御座います。
「笑いの起こらないショーパブの悲劇だけは避けたい」
正直、ディズニーネタでは1㎜たりとも笑わない自信があります。
そもそも、幼少の頃より三遊亭円楽の落語を聞いて育った筆者は笑いに対して厳しいので、ちょっとやそっとでは笑いに至りません。
このままでは両者に不幸が訪れると察した筆者は、とりあえず“ゲラ要員”(笑いにユルい人種)を同伴させ、筆者の分まで笑わせる作戦を準備しました。
さらにアイリッシュパブのハッピーアワーを駆使して、アルコールで仕上げてからショーに挑む二重の策も試みます。
思いのほか、満席だった件の是非
とりあえず飲み放題との事でビールをあおる筆者です。
恐らく、この日一番緊張していたのは芸人さん達ではなく、妙なプレッシャーを感じている筆者ではないでしょうか?
軽い軽食も出るという事で、この日は“フライドポテト、唐揚げ、砲弾コロッケ”的な物とチャーハンが、それぞれのテーブルに準備されていました。
海賊バルっぽいメニューと言えば『砲弾コロッケ』ですが、緊張のあまりコロッケである事以外は分かりませんでした。
ざっくりレビューすると、衣が海苔っぽい何かになっていて、意外と和風だった記憶が微妙にあります。
人生初のショーに大興奮!
嘘です。
それとなくソレっぽく書いてみましたが、興奮したと言うよりは個人的に緊張していたとしか言えません。
むしろ、テレビを観ない筆者にとっては、知らない芸人さんのオンパレードで予想通りのピンチで御座います。
しかし!
同伴させた“ゲラ要員”が良い仕事をしてくれたので、とりあえずテーブル的には盛り上がっているように見えたはずですので、大丈夫なはずです。
基本“物まね”応用“歌まね”
というわけでネタの方ですが、みなさん“物まね”を中心に構成されておりますので、元ネタすら分からない可能性が高い筆者的には苦しいのですが、会場は盛り上がっていたので面白いらしいです。
いや、筆者もちょいちょい笑う場面はあったので、世間的には面白い芸の範疇に入るかと存じます。
『ジーニーズ』ショータイム 感想
ある意味、両者にとって厳しい戦いでしたが、まあ面白いんじゃないでしょうか?
「まあ面白い」って表現が失礼な予感ですが、筆者の場合は笑いの質と言うかツボが違うので、このくらいの表現でも一般ピープルから見れば“爆笑”に入るかと存じます。
とりあえずジーニー堤の芸は若手さんに比べても、やはり一味違うと思ったしムーンサルト小林は個人的に好きですね。
『ジーニーズ』のオープン初日に行ってみた
なんかプレオープンの“物まね”の方が前菜みたいな扱いになってしまうのですが、コチラが筆者の本職ですので御了承下さい。
とりあえず無料で招待されておいて「まあ面白かったかも?」(小並感)では世間が許してくれなさそうなので、オープン初日に再訪してみました。
店と言うか船を取り囲む花の数々を見ると、どんだけジーニー堤氏(町田市出身)が芸能人であるかを知る事が出来ます。
さすがに筆者も知っている人達がズラりと並んでいますね。芸だけではなく人望も厚い人柄である事が分かります(ヨイショ)
思ったよりもリーズナブルな『ジーニーズ』
店の外装や内装に物凄いマネーが絡んでいそうなので、メニューも激高かと思っていたのですが、意外とリーズナブルなメニューを中心に構成されている予感です。
これなら4人くらいで訪れれば一人一品と飲み物でも5千円を超えない予感です。
飲み物はノンアルコールも含め、女子向けのラインナップも充実しているのは良いですね。
『ドクロの目玉』を食す!
とりあえず店的には“肉推し”で間違いないと思うし、ステーキとか超美味しそうなのですが、筆者の予算と言うか財布の関係で却下します。
というわけで、海賊バルっぽいメニューを探した結果、この『ドクロの目玉』(800円)をチョイスしました。
結果、こんな感じで御座います……。
いや、コレはコレで間違ってないとは思うのですが、もっと海賊っぽい目玉っぽいスプラッシュ的なグロ系メニューを予想していたので、あえて言おう!
「普通に目玉焼きか!」
確かに目玉焼きは目玉ですが800円の目玉焼きは目が飛び出るほど高価に感じてしまうのは筆者だけでしょうか?
っていうか、金額的なショックよりもパイレーツを予測してワクワクしながら待ってたらタイムボカンだった的な残念感が強すぎて、目玉焼き云々とかレビューどころの話じゃねぇって感じです。
『ハンバーガー』が美味しかった件の是非
タイムボカンに動揺を隠せない筆者ですが、そこはプロ(ややプロ)なので頑張って続きを書きます。
とりあえず肉が美味しそうなので『ハンバーガー』(650円)を食べる事にします。
「手でピックを押さえてないと倒れるので注意して下さい」
みたいな事を可愛い店員さんに言われ、言われるままにサーベル(剣)を押さえていた筆者ですが、あえて言おう!
「写真撮れねぇ!!!」
するとどうでしょう?
付近をウロウロしていた外人さんが、写真を撮るのを手伝ってくれました。
しかも、なんか「俺も写真に入れてくれ!」みたいな視線が微妙に飛んで来るので、ちょっと小汚い格好の外人も絵に入れてみました。
まあ、確かにグラフィック的に海賊度が上がった気がするので、もう一枚オマケで写真を撮ってやりました。
若干、海賊にしては写真馴れしてる感は否めませんが、それより気になるのは奴の手の平に書いてある
「プリメロ」
の文字であります。海賊にしては日本語ペラペラな上に、あまりにフレンドリー過ぎるので、一緒に焼き鳥屋にでも一杯行きたくなってしまう感も、海賊(自称キャプテン)にしては如何なモノかと存じますが、せっかくのドヤ顔も「プリメロ」のせいで全て台無しで御座います。
ちなみに彼(ディズニーは版権に厳しいので正式名称は使えません)は電車通勤が苦手なので来る時はロマンスカー、帰りはロマンスカーが終わっているので普通に小田急線でこの格好のまま帰るそうです。
『ジーニーズ』 総評
とりあえずプレオープンに呼ばれた分くらいは書いたので締めくくりますが、割と気になるフードが盛り沢山だったので、再び訪れようと思った筆者です。
特に『ハンバーガー』はハンバーグとソースが超美味しかったので、オススメですね。
若干、650円のハンバーガーには賛否が分かれる可能性は否めませんが、手作りのハンバーガーにポテトと自称“海賊”(管理職)が付いて650円なら、納得出来ると思います。
それでは、是非みなさんも町田(ほぼ東京都)にお越しの際には、『海賊バルジーニーズ』に訪れてみて下さい。