
(トップの写真は著者撮影のもの)
ルーマニア人のツアーガイドさんにおしえてもらった『Gerovital』という化粧品、いったいどれぐらいの日本の方がこの名前を聞いたことがあるでしょうか?でも、知っている人は知っているということなのでしょうね。東ヨーロッパの超マイナー国、これといって何の特徴もない小さな国にもこんな逸品があるってことを。日本のツアー客が来ると、店の棚にある商品をほぼすべて買い占めて帰るとかいう噂のクリーム、日本では高級化粧品ブランドとして販売されているようですが、こちらではスーパーやドラッグストアの棚にニベアやロレアルなどのスキンケア商品と一緒に何気なく並んでいます。
昨年の暮れにこちらに引っ越してきて、さっそく私もクリームとスキントナーを購入。しめて40Lei(1Leiは約27円)ちょっとでした。コレ、ロンドンからやってきた私には笑っちゃうほどの、超、お買い得商品でした。
使い始めてはや4か月ほどで、何が変わったかと言えば、まずは肌に透明感が出てきたこと。特に、このリンクルクリームはリッチ感があって翌朝までしっとりしています。他にも、アンチエイジ専用のものなども使ってみましたが、このリンクルクリームが乾燥肌の私の肌には一番しっくりくるような気がします。
「なるほど、これがルーマニア女性の美肌の秘訣だったのか」と納得しました。ルーマニアの女性は、イタリアやフランスなどの西ヨーロッパの女性たちのようなあでやかさはないのですが、透き通るような肌が印象的です。体も小さくて、いつもきれいにお化粧をしていて極めて女性的です。どこかの国のような、フェミニズム丸出しで強いだけの、いかついタイプの女性たちはあまり見かけません。私のルーマニア人に対する印象というのは、「静かであまり自己主張をしない人達」という感じです。だから、女性の雰囲気がちょっと日本人にも似ています。
パッケージングも容器のデザインもどちらかといえばイケてなくて、高級感もない『Gerovital』、ですが、侮れないです。ルーマニア・マダムの高級化粧品は、『ちふれ』クラスのお値段で購入できます。もし、ルーマニアに行くような方がいらしたら、女性へのお土産にはこれをお持ち帰りになると喜ばれるかもしれません。