町田市(もしかして東京都?)のシバヒロで開催された『大つけ麺博プレゼンツ 最強ラーメンFes,』の第四陣も、無事終了しました。
訪れて頂いたお客様達、出店して頂いたラーメン店及び会場のスタッフ達、多くの人の熱い想いと情熱で『最強ラーメンFes,』を支えて頂き、誠に有り難う(略
『鯛塩そば 灯花』
『塩つけ麺灯花』のセカンドブランドである『鯛塩そば 灯花』の登場で御座います。
今回、『最強ラーメンFes,』で勝負に出すのは『愛媛宇和島鯛塩つけ麺~みぞれ仕立て~』(以下、鯛塩つけ麺)で、100%鮮魚系の出汁で勝負するという試みです。
『鯛塩つけ麺』を食す!
まさに“和”の盛り付けを彷彿させる雅な『鯛塩つけ麺』は、インパクトこそ控え目なものの、芯の強さを感じるビジュアルですね。
そして一番気になるのが“つけ麺”でありながらも細麺を用いたことですね。
「つけ麺=太麺」
というのが一般的なイメージですが、この『鯛塩つけ麺』はバリバリの細麺を合わせています。
国産小麦粉を使った細麺
国産の全粒粉も入った細ストレート麺は、全粒粉のおかげで風味も強く、細麺にしては存在感のある麺に仕上がっています。
この手の“全粒粉”を使った麺は個人的には好きなのですが、淡麗系のスープに合わせると麺が勝ってしまう場合もある諸刃の剣です。
全体的に華奢なイメージの『鯛塩つけ麺』ですが、何気に麺量はあるのでボリュームの方は心配ありません。
愛媛宇和島産の鯛を使ったスープが激旨である!!
最近は鮮魚系のラーメンスープもちょいちょい見かけるのですが、正直な所でぶっちゃけてしまうと、筆者は鮮魚系の出汁には疑問を感じています。
確かに鮮魚系出汁ならではの美味しさはあるのですが、その味のピークが短く、長時間営業のラーメン店ではベストの状態で食べる機会が少ないからです。
その点、鰹節や煮干しなどは味も香りも持続性があるので、ラーメンに向いていると考えます。
しかし!
作ったスープを冷やして小分けにし、使う分だけ小鍋で温める方式であれば、多少はスープの旬を長くする事も可能です。
というわけで、ベストな状態の鮮魚系のスープは、確かに乾物系の出汁を上回る事もあり、作り方次第では高いポテンシャルを示す素材である事は間違いありません。
結果から言うと、筆者が食べた『鯛塩つけ麺』のスープは文句なしの出来映えで、非常に美味しいスープであったという事です。
『鯛塩つけ麺』 総評
愛媛宇和島産の鯛を用いた鮮魚系の出汁、つけ麺に細麺を用いる意外性などありますが、それらは意外性を求めてではなく、つけ麺としての美味しさを求めた結果に他なりません。
とにかくスープの美味しさと麺の個性は、この『最強ラーメンFes,』でも確実にトップクラスに入るモノだったと言っておきましょう。
若干、“みぞれ仕立て”の部分の弱さはあったし、むしろ必要ないんじゃないか感も否めませんが、それでもトータルの美味しさは揺らぎません。
『最強ラーメンFes,』は終了しましたが、都内に行けば鯛の美味しさを実感出来るラーメンに会えるので、気になる人は是非とも訪れてみて下さい。
『最強ラーメンFes,』公式サイト
http://dai-tsukemen-haku.com/ [リンク]
『最強ラーメンFes,』会場、『町田シバヒロ』地図