日本各地の最強ラーメンが町田市のシバヒロに集う『大つけ麺博プレゼンツ 最強ラーメンFes,』ですが、いろいろなラーメンが町田駅の駅近で食べられるということで、近隣のラーメンマニアの話題になっている模様。
そんな感じの『最強ラーメンFes,』ですが、あえて言おう!
「来年も開催されるかどうかは、君達次第である!」
イベントが成功すれば来年もシバヒロで、全国の美味しいラーメンが食べられる予感ですので、開催期間中はいつものラーメンをキャンセルしてでも、この『最強ラーメンFes,』に足を運ぶと良いと思われます。
ちなみに、言うまでもありませんがイベントがコケれば来年以降も開催されることはなく、しかも『最強ラーメンFes,』の面子でコケたとなると、他のラーメンイベントも逃げ腰になり、結果として
「未来永劫、町田市ではラーメンイベントが行われなくなる」
という恐ろしい可能性を肝に銘じて、ことの重大さを捉えると良いと思われます。
本マグロを使った贅沢なラーメン『竹本商店』
秋田県からやって来た『竹本商店』は、なんと“本マグロ”を使った“つけ麺”で勝負します。
勿論、流石に本マグロ100%ではなく、鶏も使っているのですが鮮魚を使ったラーメンのスープとなると珍しいかと思います。
もっとも、最近は町田市でも鮮魚系ラーメンと呼べるラーメンを提供している店があるので、町田市民的にはサプライズ感は薄めですが、逆に鮮魚を使ったラーメンの美味しさを知っているので、この『竹本商店』の『本マグロあら炊きつけ麺』も抵抗なく受け止める事が出来ます。
『本マグロあら炊きつけ麺』を食す!
町田には『81番』というマグロ的なラーメン店があるので、驚く要素は低めですが、やはり気になる一杯ですね。
しかも『本マグロあら炊きつけ麺』は“つけ麺”なのでスープの濃度も上げています。
結果、マグロ感はう~んと思った次第ですが、逆に濃厚な鶏白湯としてはイケると思った筆者です。
やはり鮮魚系は長時間煮続けると、鮮魚っぽさが飛んでしまい、逆に動物系のスープが強く感じてしまうので、そこら辺はやはり鮮魚系ラーメンの宿命ということなのでしょうか?
ラーメンに限らずスープと言うか出汁には味のピークがあるので、それを越して煮続けても美味しくはならないという説があり、そこら辺を考えると動物系に比べて鮮魚系の出汁はピークが短いのかもしれません。
麺は超多加水極太ストレート麺との事で、確かにツルツルした食感とコシはイイ感じですね。
とはいえ、この『最強ラーメンFes,』は本当に最強レベルのラーメン屋さんが集うので、それらと比べてしまうと突出した点を見出すことが出来ませんでした。
マグロたたき&とろろワサビ
しかし!
添えられている“マグロたたき”すなわちネギトロのトロな部分をスープに入れると、グッとマグロ感がアップするとのことなので、ある程度食べ進んでから試してみました。
そして!
その前に、当然と言えば当然ですが”とろろワサビ”で試してみる筆者で御座います。結果、
「まあ、マグロのたたきだよね」
みたいな当たり前の感想で御座います。まあ、分かっているとはいえ確認する作業は大事かなと思った次第です。
やる事はやったので、早速”マグロたたき”をスープに入れてみます。
すると、どうでしょう?
「うおー、マグロ感が猛烈にUPしたぜ!!!」
となるのを期待したのですが、そんなに激変するほどの効果を感じられませんでした。
まあ、これはベースの鶏が強かったのと、なんか“マグロたたき”と言うか剥き身の部分が、マグロの身よりも脂が多かったからかなと思った次第です。
寿司屋で食べるレベルのマグロと、ラーメンに添えるマグロを同一に語るのは野暮ですが、思ったほどの味変効果が無かったのは否めません。
逆に、とろろ的な何かとワサビっぽい奴は、結構な勢いでスープが変わるので、むしろコチラがメインな気がしないでもないですね。
そして、結果的に残る具材はメンマ一本と、ちょいちょい物足りない感がジワリと来ます。
もっとも鶏白湯が強いスープと、スープに浮いている磯海苔が麺に良く絡むので、つけ麺としては十分にイケています。
『本マグロあら炊きつけ麺』 総評
『本マグロあら炊きつけ麺』に関しては「凄いマグロ感だ!」という意見も多数あるので、筆者にラーメンのセンスがない可能性は否めません。
また、初日の終盤だったので味がブレた可能性もありますが、今回食べた感じだとマグロよりも鶏を強く感じました。
過去の『大つけ麺博』では評判も上々だったので、この『本マグロあら炊きつけ麺』が美味しい事は客観的に見ても間違いないのですが、デフォルトではチャーシューなどがない分だけ、マグロに対する期待が高くそのギャップで評価が変わる可能性もあります。
というわけで、美味しい『本マグロあら炊きつけ麺』だったのですが、果たしてコレは本マグロのチカラなのかと言われると、微妙と言わざるを得ない筆者で御座います。
それでは、是非みなさんも『最強ラーメンFes,』に訪れて、気になる一杯を見つけてみてください。
『最強ラーメンFes,』公式サイト
http://dai-tsukemen-haku.com/ [リンク]
『最強ラーメンFes,』会場、『町田シバヒロ』地図