Bloombergの匿名のソースによると、Amazonが、シリコンバレーの画像認識技術のスタートアップ、Orbeusを買収したという。 2016年4月6日
by Barb Darrow、Fortune
Amazonが、ソフトウェア製品に、顔認識やオブジェクト認識機能を付加するために、ソフトウェア開発者が使用できる、WebサービスAPIやツール、ReKognitionを提供していた、画像認識技術のスタートアップ、Orbeusを買収したという。
TechCrunchによると、ReKognition APIは、ソフトウェア開発者が、例えば、店の近くに立っている買物客が、男性か女性を認識し、より買物客に適合した広告を表示する、対話型の店のデジタル看板用のWebサービスを作成するために使用されるという。
Orbeusは、現在、Rekognition API自体を、新たな顧客に提供していない。
他のOrbeus製品には、PhotoTimeと呼ばれる、場所、日付、オブジェクトのような分類に基づいて、スマートフォンの写真にタグ付けできる、モバイル・アプリがあり、AppleやGoogleのアプリ・ストアで販売されている。
PhotoTimeは、SNSサイトにある画像と、写真の画像を比較することにより、顔を認識することもできる。
画像認識と音声認識は、コンピュータは、人間のように、新たなスキルを自分で学習できる、人工知能(AI)における、2つの重要な分野である。
Amazonは、買収したとレポートされた、Orbeusに関するコメントを差し控えた。
今週の初めに、Salesfarce.comは、AI技術のスタートアップ、MetaMindの非公開株を購入した。
Amazon Web Services、Microsoft、および、Googlのような、クラウド・プロバイダが、画像認識技術のスタートアップに興味を持つ理由は、外部のソフトウェア開発者に、提供するためのツールに、画像認識機能を追加できることである。
AmazonのCEO、Jeff Bezos氏は、AIにも、深い興味を持っている。
Googleは、独自の画像認識と写真にタグ付けする能力を提供する。
Microsoftは、ロンドンのAIベンダ、SwiftKeyを買収した。
昨年、Appleは、AIベンダ、Perceptioを買収した。
Amazonは、オンライン通販サイトで買い物をする、スマートフォン・ユーザの顔や雰囲気を認識するために、Orbeusの顔認識技術を利用することも考えているようだ。