中国のXiaomiは、スマートフォンやタブレットだけでなく、スマートフォンで操作できる、スマート炊飯器を含む、さまざまなスマート・デバイスを提供する。 2016年3月29日
By Eva Dou、WSJ
この中国のスタートアップ、Xiaomiは、2016年に、いくつかのスマート・デバイスを、新たに提供することを計画している。
Xiaomiは、スマートフォン、タブレット、スマートTV、スマート・リストバンドといった、スマート・デバイスの売上が、2015年の50億元から、2016年には、100億元(15億ドル)に倍増することを期待しているという。
これは、Xiaomiの周辺デバイス製品の売上が、2015年の売上から、約5%増えることを意味している。
XiaomiのLei Jun会長は、すべての製品の売上を、2014年の743億元から、2015年には1000億元に増やすことを目標にしていると述べていたが、同社は、2015年の売上を公開していない。
Xiaomiは、中核のスマートフォンのビジネスから、家庭向けスマート・デバイスのビジネスを分離するのを支援するために、サブブランド製品の出荷を開始した。
Xiaomiの新たなブランドの最初の製品は、スマートフォンのアプリで操作でき、ご飯を均一に炊けるようにする、ハイエンドのスマート炊飯器である。
Xiaomiは、このスマート炊飯器の、英語のサブブランド名を、「Mi Ecosystem」と名付け、中国語のサブブランド名を、「Mi Home」を意味する、「米家(Mijia)」と名付けた。
このXiaomiのスマート炊飯器は、主流のモデルの価格が、999元であるのに対し、ハイエンドのモデルの価格は数千元だという。
Xiaomiの共同創設者、Liu氏によると、2013年に、スマート・ホーム製品に、大きな投資を行うことを決定したという。
Liu氏によると、これからの家電は、スマートフォンやPCのように、インターネットに接続される、スマート家電になるという。
Xiaomiは、ユーザが、スマートフォンを使用して、これらのスマート家電を制御できるようしていく。
Xiaomiは、周辺デバイス製品のネットワークを構築するために、従来のスマートフォンのビジネスを縮小した。
Xiaomiによると、エコシステムを、2015年から、緩やかに拡張させ、堅調に成長していきたいという。
Xiaomiは、1850万台以上のフィットネス・バンドを販売したHuamiや、4690万台以上の充電バッテリーを販売したZimiを含む、スマート周辺デバイス製品を作成している、55社に投資している。