客室露天風呂初体験 千葉房総『ゆうみ』

  by ベニ子  Tags :  

露天風呂付きの部屋に一度は泊まってみたい! そんな思いを抱いている人は少なくないはずである。わたしもそんな夢をかすかに抱いていたがこの度その夢が叶ってしまった。
一番の利点は景色をみながらいつでも好きなときに温泉に浸かれること。日本人ならばこの贅沢を人生一度は味わうべきだとわたしは思う。

プレミアムルームがオススメ

今回泊まったのは千葉県房総半島に位置する『ゆうみ』という旅館。
東京からも近いし、HPを見て、旅館の目の前に広がる海、そして部屋の広さとつくりに一目惚れをした。さすがに多少のパネマジは覚悟していたが、うまいことそれを裏切ってくれたくらい。でもやはりパネマジは仕方ないにしても、個人的にはまあまあ満足。

チェックインするとお茶とお菓子を出してくれる。この日はレモングラスティーと特製芋ようかん。

2階だったが、客室露天風呂がついている部屋の中でも一番景色がよくてテラスが広いらしい。目の前が海なのでその景色を邪魔するものは何もなく、思ったよりビーチも狭いが波の音が間近で聞こえる点はポイントが高い。
露天風呂の他に広めのテラスも完備。ソファやいすもあるので、ここでのんびりお酒を楽しめそう(さすがに春先はまだ寒い)。間接照明も備わっているので、ムードもばっちり。おしゃれカフェに大変身も望める。

部屋はリビングルームとベッドルームが分かれている。

冷蔵庫の中にあるフリードリンク。ヱビスビールが置いてあるのがうれしい。

エスプレッソマシーンも完備。

大きめなクローゼットの中にはタオルやバスローブ、作務衣、足袋、アメニティーグッズなどが用意されている。

ちなみに女性には浴衣の貸し出しも行っており、好きなのを選べる。

シャワーブースも完備されていて、露天風呂との行き来が楽。

居心地が良すぎて、1週間くらい滞在したくなってしまった。当たり前だが、他の客室とは全然違う空間。気分はコテージ。さすがプレミアムなだけある。

食事プランは大差なさそう

部屋に運ばれるわけではなく、指定の時間にダイニングに行かなければならない。わたし個人としてはせっかくだから部屋で夕食を取ることができたら尚最高なのにな、という感じ。
料理は部屋のランクによって若干の差異はあるかもしれないが、HPを見ると大差なさそう。

一段目左から:黒毛和牛石焼き、活アワビ踊り焼き、春菜雑炊
二段目左から:前菜と海老糝如竹の子摺流し、鮮魚姿造り
三段目左から:デザート、太刀魚天麩羅、蛤野菜蒸し

白身魚のさしみを白酢につけて食べるととてもおいしいことがわかった。醤油で食べるよりも飽きが来ないし、女性には特にオススメしたい。さしみが苦手なわたしでも比較的食べることができたくらい、さっぱりとしておいしい。

昨年泊まった鴨川の別の旅館でも活アワビが出たので、ここら辺は定番なのかもしれない。レモンをかけるとアワビが苦しがるので、ちょっと複雑な気持ちになるのは否めない。

そして朝食。

とにかく白飯が美味しくて、何杯もお代わりしてしまった。
デザートのミルクプリンが美味。

総評

旅館の最上階には有料の展望露天風呂があり、貸し切りで40分3000円で予約制。その他無料で入れる貸し切り露天風呂(予約制)、大浴場などがある。今回わたしはそれらを一切利用していない。従業員の方曰く、「客室露天風呂とそんなに差はない」とのこと。
尚、ラウンジがあるものの、売店はないため、ちょっとしたつまみや酒がほしい場合には歩いてすぐのところにコンビニがあるのでとても助かった。
今回はわたしとしては安くはない宿泊料金だったため、ついつい辛口に採点してしまうが、部屋に関しては満足。料理はもうちょっと凝ってもいいのかなと思ったし、どうせならアメニティーグッズももう少し気の利いた物を置いてくれてもいいのかなとも思った。それに目の前のビーチが小さいのは正直最初びっくりした(HPの写真で完全に大海原を想像していた)。
と、マイナス要素ばかり書いても仕方がないが、もうひとひねりがほしい……というわけで3.5/5点。
でも部屋のテラス、夏は絶対最高だと思う。

『ゆうみ』公式サイト
http://awa-umi.com/ [リンク]

南アジアと日本を10年間行き来している自由人。2005年より千葉ロッテマリーンズの大ファン。また、モノクロ写真が好きで自分で焼いたりもするが、お金がかかるので最近ご無沙汰気味。最近はお絵かきアプリで絵を描くのが好きで、LINEスタンプまで販売してしまった。食品や化粧品、洗剤などにおいて合成添加物が大キライ。