Uber Technologiesが、パキスタンで、乗合タクシー・サービスと「乗合タクシーを呼ぶアプリ」の提供を開始した。 2016年3月3日
By Adam Najberg、WSJ
Uber Technologiesは、2億5000万ドルの投資を、中東と北アフリカへ拡大する、一貫として、パキスタンで、乗合タクシー・サービスと「乗合タクシーを呼ぶアプリ」の提供を開始した。
サンフランシスコを拠点とする、Uberは、1000万人の人口を持つ、パキスタン第2の都市、ラフードでも、この乗合タクシー・サービスと「乗合タクシーを呼ぶアプリ」の提供を開始する。
パキスタンは、Uberの69番目の市場であり、2015年12月に、Uberにとって、600億ドル以上の市場価値があると見積もっている。
Uberによると、パキスタン政府から、Lahoreにおいて、同社の乗合タクシー・サービスと「乗合タクシーを呼ぶアプリ」に対する承認を得るプロセスは、多くの規制に直面した、インドの首都Delhiでの承認プロセスと比較して、スムースであったという。
何社かの会社が、Lahoreにおいて、呼び出しタクシー業務を提供していたが、これらのインパクトは、制限されていた。
Uberには、スマートフォンのアプリを使用して、呼び出しタクシー業務を提供する、DubaiベースのCareemのような、競合会社がいる。
パキスタンの治安状況を考慮し、Uberは、運転手の選択プロセスに、スクリーニングのレイヤを持ったと述べた。
人と車を特定するドキュメントに加え、Unerが採用する運転手は、照会者から、警察の検証証明書と素性証明書を提供しなければならない。
Uberの運転手は、乗客に、安全と、心地よい経験を提供するために、セクシャル・ハラスメントのセミナーを受講しなければならない。
パキスタンでは、インターネットの浸透率が低く、クレジットカードの使用も限定的である。
Pakistan Telecommunication Authorityによると、パキスタンには、1億2800万人の携帯電話ユーザがおり、2016年1月に、3Gを使用しているユーザ数と、より高速な4Gを使用しているユーザの数は、2470万人になり、2015年6月の1350万人から、倍近くに増えたという。
Uberは、パキスタンのユーザが、キャッシュでも、「乗合タクシーを呼ぶアプリ」での電子的な方法でも、運賃を支払うことができるようにする。
UberのLahoreでの、乗合タクシー・サービスは、100ルピー(1ドル弱)の基本レートを持つようになる。
Uberは、1Km当り13.7ルピー(13セント)、1分当り3.7ルピー(3セント)を課金する。
Uberによるとは、Lahoreでの実績を考慮して、パキスタンの他の都市へも、同社の乗合タクシーのビジネスを展開していくという。