“珠希イズム”を継承するのは誰? アイドルユニット・ハコイリムスメの内山珠希が卒業

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3月といえば卒業の季節、4月から始まる新生活に向け、学校を旅立っていく若者も多いことだろう。
そして、新たな世界へと進んで行くのは学生たちだけではない。
実は最近人気のアイドルユニットにおいても“卒業”の多い季節なのだ。

実際、この春だけでもAKB総監督の高橋みなみさんをはじめ、ハロー!プロジェクトのユニット、アンジュルムの田村芽実さん、『妖怪ウォッチ』のエンディングテーマで話題となった、Dream5の玉川桃奈さんなどが卒業することを発表している。

そんな中、ファンの間で大きな衝撃となっているのが、ボックスコーポレーション所属のアイドルユニット・ハコイリムスメのメンバーである内山珠希(たまき)さんの卒業だ。

ハコイリムスメは2014年夏に、女優志望の女の子7人で結成されたアイドルユニットで、おニャン子クラブやCoCoなどといった、主に80年代から90年代のアイドルポップスをカバーしており、新旧のアイドルファンから大きな支持を得ている。

内山さんは結成当時からのメンバーで、オリジナル曲でのセンターとメインボーカルを担当するなど、パフォーマンス面でもハコイリムスメの活動を支えてきた。

端整なルックスと、相反するような無邪気で自由奔放なキャラクター。
自身の「見た目は大人、中身は子供」というキャッチフレーズも、彼女のことをよく言い表した言葉だと思う。

そんな性格から、グループでの彼女の逸話には事欠かない。
中でもメンバーの神岡実希さんとの『からあげ戦争』(ロケ中、からあげが大好きな内山さんが、神岡さんの分のからあげを食べてしまい、けんかになったという事件)は、今では鉄板のネタになるほど印象的な出来事だ。

アイドルが卒業、引退を決意する理由は様々だが、内山さんの場合は「アイドルという枠に収まりきれなかった」というのが大きいだろう。卒業後は、芸能界も引退し、美容・ファッション関係の仕事を目指すという。

1月31日に行われた卒業発表では、4月から加入する新メンバーにも触れ、自分が今までグループの中で築いてきた「珠希イズムを引き継いでもらいたい」と語った。

アイドルがグループを卒業するということは、自分が今まで作り上げてきたものを、残されたメンバーに託すということなのだ。
その意味でも、“珠希イズム”を残しながらも、自分のやりたいことを追い続ける彼女の姿勢は、実にかっこよく、イカしていると思うのだ。

どうか“内山珠希”というアイドルがいたことを忘れないでもらいたい。
そしてできることなら、その最後の姿を見届けてもらいたい。

卒業ライブは3月20日(日))17:30から、AKIBAカルチャーズ劇場にて開催される。

※画像は『ハコイリムスメ』公式サイトより(一番右側が内山珠希さん) http://hakoiri-musume.com/

アイドル&美少女系ライター。 アイドルファン歴ももう30年。新旧問わずアイドルの魅力や素晴らしさを伝えていければと思っています。 モットーは「生涯一アイドルヲタ」「人生で大切なことはアイドルから学んだ」。 夢は、世の中の「アイドル」と呼ばれる人たち全てが幸せになることです。

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