OculusのCEOのBrendan Iribe氏は、今が、Facebookが仮想現実（VR）ヘッドセット、Riftを発表するときである理由を紹介した。 2016年2月21日
By Jack Nicas、WSJ
FacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏は、新たなコンピューティング・プラットフォームが、10年毎に出現すると述べ、次のプラットフォームは、仮想現実（VR）であると主張した。
Zuckerberg氏は、Facebookの子会社である、Oculus VRと、2016年3月に、600ドルのVRヘッドセット、Riftの出荷を開始することを計画している。
2011年に、Oculusの創設者、Palmer Luckey氏（当時18才）は、2011年に、家の車庫で、既存の技術を活用した、VRヘッドセットを作成し、その後、ゲーム業界のベテラン、Brendan Iribe氏とチームを組んだ。
2014年に、Facebookは、Oculusを、20億ドルで買収した。
Iribe氏は、CEOとして留まり、3種類のハイエンドのVRヘッドセットを、市場に提供することに取り組んだ。
SonyとHTCは、2016年の前半に、独自のVRヘッドセットをリリースする計画である。
OculusのVRヘッドセット・デバイスは、VRコンテンツを再生するために、高いパワーのPCを必要とする。
また、OculusとSamsungは、VRコンテンツを再生するために、スマートフォンを装着して使用する、100ドルのVRヘッドセットも提供する。
The Wall Street Journalは、OculusのVRヘッドセット技術について、Iribe氏に、インタビューした。
１）WSJ：これまで、Nintendoのような、老舗のベンダが、仮想現実（VR）技術の開発を試み、失敗してきましたが、現在は、どのように異なっているのですか？
１）Iribe氏：これまで、VR技術は、十分に成熟していなかったが、ハードウェアとソフトウェアの進歩で、徐々に、現実的になった来た。
VRヘッドセットのスクリーン画面は、さらに小型化され、解像度が上がった。
プロセッサも、低消費電力で、高性能になり、各種センサーの能力も向上すると共に、スマートフォンを利用するなど、ハードウェアの価格も低下してきた。
極めてインタラクティブな仮想現実（VR）、3D、360度映像、拡張現実（AR）、グラフィックといった、ソフトウェア、コンテンツ制作・編集技術、および、コンテンツ再生技術も、さらに改善されてきた。
また、VRコンテンツを作成するための、３Dカメラや360度カメラなどの技術も向上し、低価格化している。
（続く）
